本日のよろこびごと。(164)


生きてこそ うまい唐揚げ ありつける(喜)
聞いてくだせい。実は先日、死に掛けました(笑)
とある休日、昼飯の弁当を買って遊歩道を歩いてた帰り道のこと。空は五月晴れ、道端の花々はかぐわしく咲き乱れ、鳥の鳴き声と少年野球の音や声援が休日の平穏感を増幅し、頭の中には袋の中の唐揚弁当のことしかない。
ああ、いい気持ちだなー。唐揚げ、唐揚げ、ら〜んらんっ♪
するといきなり背後か上かわからんところから、もんのすげー衝撃が肩に一発、
ドンッ!
「えええーっ、な、なにー!?????」
前方に人影なし。背後からバットかなにかで思い切り殴られたのか? も、もしやババア狩り?
と思うような余裕も実際にはまったくなくて。人間ってさ、ふいうち食らうと、痛点を手で確認するとか、しゃがみこむとかいう普通の動作もできなくて、ただ時間だけが止まって動けなくなっちゃうのな。固まるってやつ。
しばし停滞空間移動の後、
「大丈夫ですかー?」
数人の駆け寄る足音や声で現時空に引き戻されて、ようやくカラダにも動きが戻り、それらしい行動をとることができるようになる。しゃがんで痛そうにするっていう行動ね。
衝撃の正体は少年野球のボール直撃でした。肩をしばらくスプレーとかで冷やして、なんとなくなあなあで事を収めたんだけども、ふと省みて、
「あれっ? もしかして10センチぐらいずれてたらアタシって死んでたんじゃなかろうか?」
バットで打った球の直撃だしね、しかもいままで人生で経験したことのない半端ない衝撃圧でしたし、あれが頭とか心臓を直撃してたらマジでヤバかったんじゃねぇ?
そう思いついたら後はもうどんどん怖くなってきちゃった。今はその道を通るのもちょっとトラウマ。ついでに唐揚弁当にもその記憶が結びついてなんだかなぁ、なのよね。
この教訓はふたつ、

気をつけよう 気をつけきれない こともあるけど 
おおげさに 見えてもすぐに 病院へ