本日のよろこびごと。(95)


三菱一号館に行ってきたどー!(喜)
皇居周りを散歩して有楽町方向へ曲がるとみつかる、レトロで美しい建築物。自然に吸い込まれていくとそこには、「えっ、こんなところに中庭が!?」。小さいながらも洗練されたイングリッシュガーデンは、まるで別世界でうっとり。もう少し植物が根を降ろすとさらに別世界感を増しそうです。
レトロな建築物と中庭を囲んで寄り添う超高層ビルは、丸の内パークビルディング。レストラン、カフェなどが入っているようですが、そっちはどうでもいいです。
レトロなほうこそが、三菱一号館ビル。「鹿鳴館等の設計を手懸けたジョサイア・コンドルの設計により、1894年に建築された当時の姿を忠実に復元」したものだそうで、美術館とカフェが入っています。なにはともあれ一号館ビル、まずは周りを一周して美しさを堪能しましょう。
そしておもむろに内部へ歩まんとする我を迎えるのは、おおっ、なんということでしょう、お年寄りにはきつそうな狭くて急勾配の階段!(←ビフォアアフターっぽく)。でもこのバリア“アン”フリーな設計にすらご時世を見出して、うっとりしちまうアタシゃ、わかっちゃいるがレトロなもんにゃとことん弱い。
カフェも美術館も有料ゆえにパスさせてもらって、美術館ショップだけを覗き見。これもやはり広くはないけれど、とても楽しい空間でした。これみよがしなものとか、いかにもなダサいもんは見当たりませぬ。手ごろでかわいいものや使えそうなものたち、使えないけどほほえましいものたちが手招きをしよるとです。特に惹かれたのが、ペンギンやアヒル、ワニなど動物をかたどったゼムクリップ*1。売り場を一周するうちに3回も手にとってしまったほど。30個入りで500円ちょい。ううっ、欲しいなー、でもきっとかわいすぎて使えないんだろうなあ…と後ろ髪を引かれる思いで売り場を後にしました。今思い出しても、あれは絶対にかわいいっ!
お近くを通りかかったら寄ってみる価値はありですぞ。

*1:今、ググったらミドリ(というメーカー?)の「D-CLIPS【動物型ゼムクリップ】」として普通に流通しているもののよう。な〜んだ、美術館独自のものではなかったのかぁ。でもセレクトセンスが秀逸。