春ドラマあれこれ(4)


今日は「ぼくの妹」がスタートしてるが、辛気臭そうなんでパス。
少し早めに始まったドラマからいくつか、書き損ねていた感想を、

  • 「コンカツ・リカツ」

今回コンカツと銘打ったドラマが2本もあるのは、少子化対策大臣の陰謀? これはNHKのほうで、なんかセットでやってるコントふうのドラマ。
桜井幸子国生さゆり、清水美沙が同級生(39歳)設定ってのにまず無理がある。桜井幸子がかわいすぎて39歳にはみえんぞ!それなのに「39歳なんて結婚相手としての価値はゼロ」とか言われて、扱いがひでー。
清水美沙は空気の読めない主婦。「結婚っていいものよー。あら、39歳なのにまだ独身なの、会社に誰かいい人いない?」なんてのんきにアドバイスしていたら旦那からいきなり「別れてくれ」「え、なんでぇーー!?」「お前は主婦として価値ゼロだ!」と、足元がらがら崩壊。しかしこれはちょいといい気味だった。
シングルバー(独身者しか入れないバー)やペアレント見合いパーティ(親同士が子供のために見合いする。当事者不在)などを取り上げて、へーそんなもんがあるのかという情報は興味深いけど、人を年齢や職業で簡単に選別する無神経なせりふが多くて、あまり見ていていい気分はしない。笑えないんだよね。
結婚至上主義思想が根底にあり、見下した視線がちょっと気持ち悪かった。

温泉宿の源さん(遠藤憲一)は実は引退したスナイパーとかいう話。
漫画みたいだーと思ったら原作は漫画か。なんかとってもアホっぽいがわりと好き。エンケンは渋くてかっこよいです。

  • 「スマイル」

初回延長してたんで最後の10分ぐらいはみれました。
日本人とフィリピン人のハーフのビト(松本潤)と、なんらかのショックで声がでなくなってしまった花(新垣結衣)のラブストーリー。
アタシがみれたのは、ビトの勤務先の和菓子屋へ花がバイトで入ってくるところから。「あ、君は…」「(ふふっ)」みたいなアイコンタクトで二人が顔見知りであることがわかる。花はビトの後をつけ(最初から見てないのでなぜかわからん)、二人そろって書店から逃げ出す(同じくなぜかわからん)。
花はビトに豚のストラップを渡して、「(夢はある?)」「夢? あるよ」「(なに?)」「自分の店を持つこと」「(豚に願いをすると夢がかなうよ)」。
このときの二人がめちゃくちゃ、くわぁああ〜いい! 花は声がでないからジェスチャーをし、それをビトが戸惑いながらも嬉しげに解読して、わりとスムーズに会話しちゃうの。初回にしてすでに二人ならではの分かちがたい空気感が生まれてました。
松潤は顔が濃ゆいから、日焼けして黒髪にしただけで本当にハーフに見えるわね。それに「花より男子」のときとちがったやわらかい演技もできるんだなと感心。がっきーは清純で愛らしく、ぎゅーっと守ってあげたくなる感じがすごくいい。このまま胸きゅんラブストーリーでいけばいいなーと思っていたら、ラストにいきなり暗雲が!? 
勤め先のロッカーから麻薬が発見され、「だからフィリピーノはよぉ!(怒)」などというキツイののしりがビトへ。ひー、やめてやめてー、あんなかわいい二人にどーいう試練をふりかけるつもりっ! 普通にゆっくり恋を育てていくような、ありきたりの奇跡的ラブストーリーじゃいかんのかぁー!