『ラブシャッフル』第8話(2)


ふっふっふっ、まだ書き足りんぜ。ラスト2話を見る前に、カップルの展開をおさらいしておかねば。
まずはシャッフル前の元カップル4組について、

スキー場で遭難しかかったメイお嬢様(ん、ドラマ違い?)を救出したのが、インストラクターをしていたケイ。颯爽と登場し、
「君を発見したのが俺でラッキー」
などとほざいてお姫様だっこしくさる。完璧王子様モードで、これでボーッとしない女はおらんわな。案の定メイも一目ぼれ、猪突猛進婚約へ至り幸せいっぱい!のはずなのになぜかメイから婚約解消を申し入れる。スポーツ万能でなんでもできてカッコいいケイだったはずなのに、メイ父の会社に就職して安寧をむさぼりだしてから輝きが失せてしまったというのがその理由。
「なんだよそれは!ぜんぜん納得できないよ」
まあ、その嘆きもごもっとも。この後もメイは、
「ケイのことが一番好き。でも結婚は…できない」
などとあいまいな供述を繰り返しケイと周囲を翻弄しまくる、かわいい顔して結構悪魔です。好きなら結婚しろよ!とちょっとイライラ。ま、理不尽な行動も、女からすると多少なりともわからなくもないとこが複雑なんじゃよ。

外交官令嬢として磨かれた国際感覚と語学力を駆使し通訳でバリバリ稼ぐアイアイ、ネットトレードで財を成し会社を幾つも所有する青年実業家・諭吉。釣り書きだけは完璧なエリートカップルだけれど、実態は一方的に諭吉がアイアイに依存しているイビツな関係。はじめて金目当てではなく近づいてきてくれたアイアイに、ひよこの刷り込みのようにくっついた諭吉はもはや離れないストーカー紙一重で、アイアイ的にはややうっとうしくなってきた。
「いい人だから、嫌いにはなりたくないんだけど」
アイアイは同情を愛情と勘違いするタイプ(と後に菊リンが分析)なので、諭吉に対してもそーいうことだったんでしょうね。

ファッション誌専門の都会派カメラマンのO次郎と有閑マダム玲子さんはいかにもな不倫カップル。愛情はないが身体の相性は悪くないので割り切って、でもここらでちょっとした刺激があってもいいかも、新たな出会いも期待したり、な〜んて軽い気持ちでシャッフルに参加。本当は玲子さんには思惑があったんだわさ。おー、こわっ。

この二人はカップルではありませぬ。精神科医とその患者という関係であるらしい。20歳の誕生日に死ぬと言う海里を今生に踏みとどまらせようと孤軍奮闘中であるらしい。あやしい。
(つづく)