オバマ大統領就任式


大統領就任式の中継を真夜中(AM1時過ぎ!)だというのに見てしまいました。あまつさえ、こないだのスパークリングワインでもあけようかなんてウキウキして待つという。さすがに「お前、アメリカン人じゃねーだろ!」と突っ込んで止めときましたが。
待つといえば、ニューヨークは氷点下の酷寒の中、開会式をひたすら待つ人人人。200万人という数はまるでCGとみまごうほど。スゲー。で、この待ち時間が結構長い。なかなかオバマさんはでてこないし、でてきてもなかなかはじまらん。日本のストーブのついた室内にいても寒いのにNYはいかばかりかと。でも現地の200万人の心は熱く燃えているから寒さなんてなんのその、なんだろう。心は熱くても出るもんは出る。トイレは5000個用意されたそうです。
さて式次第は、華美すぎるほどの演出も、粛々とというほどの荘厳さもなく、いたってラフでざわついた雰囲気のまま要点だけがボツボツと、『アメリカ』独唱、祈祷、クラシック演奏、大統領就任の宣誓、就任演説と続きます。レーザー光線も花火もなく、あ、祝砲はありましたが。スピルバーグ演出総指揮みたいなのかなぁとちょっと的外れな期待をしてしまった(笑)。
就任演説はいつもの「Yes, we can.」とか「CHANGE」とかいうアジテーション的フレーズは封印されていて、ちょっと物足りない気がして…。同時通訳だったことも関係しているかも。アメリカ人へ向けたメッセージであってオレはアメリカ人じゃねーしと冷めた部分があったからかも。
中継終了後に現地のNHK解説者の人が「アメリカ人はまだ政治の力を信じているようでした」というようなこと言ったのが一番印象に残りました。それってとっても羨ましいことだなあと。