夏ドラマいろいろ(3)


さて続き。

井上真央はやっぱうまいねー。勝気な娘をやらせりゃ天下一品、啖呵を切るトコとかの魅力は「花より男子」そのままに、さらに、この子ってこんなにキレイだったっけ?という新たな魅力発見いたしました。ん、松雪さんも一緒にでているのでキレイはいいすぎか。ならば言い直そう、なんか垢抜けたってのかな、さすが月9の衣装とメイクだわね。プラス、うなじがやわらかそうだとか、額の丸みが見事だとか、鼻の頂点がまるで絵に描いたようにとんがっていることだとか、発見するところがいっぱいなのは、うん、カメラマンさんがパーツフェチなのに違いない。
お話は、成功率50%の心臓手術を控えたミオ(井上真央)が、生き別れた兄(伊藤英明)の家でひと夏を過ごし思い出づくりをする。そして妹は恋を知り、兄は「もっとちゃんと生きよう」と誓うのだ(って、てきとー)。
下宿先の3バカ(伊藤英明阿部サダヲ劇団ひとり)の組み合わせは夏にはちょい暑苦しい気がしないでもないが、その掛け合いは見ていて楽しい。3名とも個性的で演技には定評ありですし。そいえば熱いヒト・竹中直人もまたあつっ苦しい役で出ておらっしゃいましたね。今年は猛暑だというに(笑)。
清涼感は新米医師君が担うようだが、お一人で? ミオのファーストキス(いや、セカンドキスか)の候補としては彼と、初回を見る限りではもうひとり、スタジオのアシスタント君と思われる。いんや、それとも毎回イケメンゲストが登場するのかにゃ。アタシは後者もぜんぜんOKですが、夏ドラマはイケメン需要が高すぎて払底しているかしらん。
いちお、情けな〜い兄(伊藤英明)のほうにも美人医師(松雪泰子)との恋の可能性が…いや、こっちは一蹴されそうだけども。「こんな美人が助教授だなんて」と言われたときの冷ややかな目とか、ああいうの、イイねえ。もっと冷たくしてっ!って感じ。あ、まてよ、兄には恋人(酒井若菜)がいましたね。
病気設定はなんだかなぁ…だけども、まあまあおもしろかったんで続けてみてもよいかな。3バカの家に異邦人が転がりこむとこは「人にやさしく」、兄(弟)の家に妹(姉)がころがりこむ設定は「危険なアネキ」を彷彿とさせられるとこが気になるっちゃ気になるが。