今みてるドラマのこと


今日は書くことがないので、今見てるドラマの話。
毎回みている連ドラは『特急田中3号』と『こんにちは、母さん』、6割ぐらいみているのが『帰ってきた時効警察』『エリートヤンキー三郎』、3割ぐらいみたのが『冗談じゃない』ってところでしょうか。自分が毎回みているのは、どっちも見てる人少なそう…。
『特急田中3号』は「この子本当にジャニーズなの?」って感じの丸刈り男・田中聖が主役の鉄ヲタ青春ドラマです。というか、3バカトリオと3田舎ムスメの群像ラブコメですわな。田中聖君ってさ、KAT-TUNのメンバーとしてDOCOMOのCMにでてたときも「一人だけヘンな子がまじってる?」と思ったんだけども、なんか味があっていいね。よく見りゃわりかし整った顔してるし、お芝居は素直で一生懸命さがでててなんか好感を持っております。
正直言うと1話目を見たときには主役のキャラクター設定についていけないとこあって脱落寸前で、このときは3バカ仲間の塚本高史秋山竜次がよかったんでね見続けようという気になった。今となっては見続けててよかったなと思います。田中一郎がね、いいんだよー。一郎ってのは聖君の演じるドラマのキャラ名。一郎の強気で一人合点のピンと外れた暴走も、不安や自信のなさの裏返しだったんだなということがここへ来てわかってきてから、どんどんよくなってきた。あ、いい子なんじゃんって、応援したくね、なるんだ。栗山千明演じるマドンナに「アンタなんかストーカーよ!」と罵られると、「はい。僕は安全なストーカーなんですっ」と開き直ってみせるくせに、「ここじゃうるさいからとにかく部屋に入って」と言われるととたんに怖気づいて「え、入っていいんですか?、僕が、君の部屋にホントに?」などとしり込みして。部屋にあがっても、隅っこの洋服掛けの影に縮こまって身の置き所がなさそうにしてる。ういやつである。
塚本君のよさはもう『結婚できない男』で折込済みなんで、今回の潔癖症の童貞男と言う設定を苦もなく自分のものにしちゃってる。安心してみてられます。意外だったのは秋山竜次、彼って知らなかったけどもお笑いの人なのだね。お笑いの人がドラマにでてくるとたいていそうであるように、彼もウマいねえ。桃山財閥の長男で甘ったれの情けない男を、見事に可愛らしく演じてます。「だってしょーがなーいじゃーん」と努力を放棄してソファにごろごろ、クッションに抱きついたりしても「いい年をした男が気持ち悪い」と思わせないのはすごい(いや、ちょっとは思うが…)。煩悩ありありの仏像風味の顔立ちでぜんぜん好みじゃないのに、なんかこのドラマの彼はいいんだよな。女の子たちもみんないい。一郎の家族の描写もほのぼのするし。マイノリティな視聴者が「このドラマのよさはアタシだけが知ってるもーん」とほくそえむドラマって位置づけになっちゃってるけど、本音を言えばもっと多くの人と一郎よさを語りあいたいんだよね…。あともう一つ欲を言わせてもらえるならば、主題の鉄ヲタ風味がちょっと薄れちゃったのが物足りないので、最終回に向けて鉄ちゃんゆえに大逆転な展開を希望しております。TBSさまよろしく!
『田中』だけでいっぱい書きすぎちゃったので『こんにちは、母さん』は明日にゆずることにします。おやすみー。