ミニトート

手作りトート


ふっふっふっ、手作りです。しかもオール手縫いでありまする。
午前中、雑誌の整理に手をつけて古い『天然生活』をぱらぱらめくっていたときのこと、ふと目に付いた手作りバックの作り方に、「ん、これなら作れそう…作りたいな…よし作ってみちゃお」と思ったのがはじまり。
すぐに手芸屋で適当に布と糸を買い求め、よし、布を断とうとするも、「ん、しるしをつけるものがないぞ」と今度はチャコを購入しにまた出かけるという段取りの悪さ。だって縫い物なんて最近じゃあボタンかがりぐらいしかやったことがないのだもん。家庭科の授業用に買わされた裁縫道具セットなんてものはもはやどこにもない。材料以外になにが必要なのかなんてやってみなきゃわかんねーんだよー。と開き直ってみるのであった。
さてやってみた。
で、身に沁みたのは「ミシンが必要だな…」ということ。バッグなので外布は少し厚めの生地にした。しかも頑丈にしようと返し縫なんてことをしたもんだから、もうコレが大変で大変で、「指貫がないってこんなに痛いのね」と指貫きの重要性を認識し、なんでこんなことを思いついちゃったんだろうかと後悔しつつチクチク縫って、痛っ、ううう、つらいと嘆きつつ、そしてようやく完成。がんばったね、アタシ。所要5時間。小さいトートにかかりすぎだろう…とは思います、はい。たぶんミシンがあれば2時間もかからないかと。
なにはともあれ完成だー。
外は濃紺、内が若草色のギンガムチェックのトート。いちおう布選びだけは正解だったかなと。ココに書ききれない想定外の出来事もいろいろあり、でるはずのないところから縫い目が見えてたりして手作り感があふれているしろものではありますが、さまざまな難を補うぐらいにはまぁまぁ可愛い。これなら使えなくもないでしょう。でも、(ミシンを買うまでは)もう作らないな、きっと。