谷津チィ散歩(2)

谷津バラ園


昭和時代に谷津遊園という遊園地がありました。千葉県北西部(船橋市習志野市あたりまでかな)で幼少を送ったものにとっちゃいわゆる花やしきのような存在で、幼稚園の遠足とか、毎年バラの季節には訪れたりとかしていました。観覧車にも乗ったなあ。
その遊園地が昭和57年に閉園したあとも、施設の一部だったバラ園がそのまま習志野市によって管理され、派手さはないけど手入れが行き届いた素敵な市民の憩いの場となっているのです。入園料は大人300円、65歳以上は無料でしたが4月から150円になったようです。老後をここですごすときタダなら毎日訪れられたのにな…せちがらいが仕方ない。管理するのもタダじゃないもんね。
バラはピークが終わった頃で、HPによれば50%弱の開花とのこと。それでもオンシーズンだけあって平日の昼間とはいえ、訪れている人は結構いますね。ゆったりのんびり歩く老夫婦、三脚片手にあっちこっちでナイスショットをねらうおじさんたち、子供連れのお母さん、などなど。喉が渇いたなーと思っても、市営なので中は飲食禁止。売店の類もありゃしません。バラソフトなんちゅーもんも当然ナイ(笑)。でも休日にくると園の外には屋台の一つや二つはでているかもしれません。その気配がちらほら。
エントランスにいたシルバー人材らしきオジサンが「今はね、皇帝ダリアってのが満開だよ。あっちのほうに池があるでしょ、そのソバ。行け(池)ばわかる…なーんてね」などとギャグをかましてくれて、のんびり微笑ましい。
下の写真がその皇帝ダリア。バラではないんですけどもね、4メートルぐらいの背高のダリアで、珍しいものらしいです。

当然バラらしいバラたちはたくさんありますよ↓


もっとバラの写真を一杯撮ればよかったー。
ちなみに、ここは読売巨人軍発祥の地。遊園地を訪れるたびに「なんでここなんだー?」とおもしろがっていた石碑は今でも併設の公園に残されていました。
さてバラ園でのんびり香り浴をしたら帰路へ。ふたたび干潟沿いの道を歩きながら南船橋駅へ歩きます。だいたい35分ぐらい。これもまた途中から国道沿いの殺風景で空気の悪い道になってしまうのが残念なところです。これは京葉線の宿命かな。
最後の写真は、お、ナイスショット!杭の上に三羽仲良くならんでる鳥さんたち?

いえいえ、谷津干潟の遊歩道にはこんな可愛い杭が立てられていてたりするのです。
やっぱいいとこだなー、住みたいなあという気持ちが募ります。バラ園を臨む団地もあり、春と秋にバラを借景できるなんてこれまた得がたし。干潟とどっちをとるか悩みどころなのでした。