『歓びを歌にのせて』


最近ほとんど映画を見てなかったんだけども、今月仕事がないんで、 DVDを借りてきて暇つぶししてます。 でさ、ヒューマンコーナーからスウェーデン映画の音楽物なんぞを借りたら これがあんたひどいのよー。
心臓病で倒れた世界的指揮者が故郷の村に戻り、村の聖歌隊の 指揮をするうちに「人の心を開く音楽をしたい」という昔の夢を実現し、最後に奇跡が…みたいなストーリー。で、スウェーデンの4人に一人が 泣いたとか、アカデミー賞外国語部門にもノミネートとか言われりゃ 期待するやんか。 でもよ、アタシはめまいがしました。血が血がー、でトラウマになりそー。
確かに感動的なんだよー。音楽は美しいし、人々が歌で心をひらいて ゆくとことかデンマーク映画の『幸せになるためのイタリア語講座幸せになるためのイタリア語講座 デラックス版 [DVD]にも似て(やっぱ北欧系だと似るのかな〜)胸を打つの。
でもね、でもねー。
それよりなによりスプラッターなとこがダメ。なんでそこまで・・・もういや、たちけてくで。という感じで貧血になりそでした。
聖歌隊の一人に超超超DV男を旦那にもつ女がいてさ、DV男がなにかっちゅーと、超暴力をふるうの。しかも何が気に障るのかやたら主人公に絡む。健康上の都合から一線を退いたとはいえ世界的指揮者だというのに、やたらと殴られるわ蹴られるわ銃で撃たれるわ、流血しまくり。あまりリアルに何度も血みどろになるんで、見てらんない。
んで最後は、おーまいがー。いくらなんでもそんなとこで…。しかもまた流血かよっ。
お話は確かにすごーく感動的で、流血しすぎるとこを除けば素晴らしい映画で、こーいう映画で感動できないアタシはどこか欠陥があるのかしら・・・ とか思ったりさせられて。女は生理があるから血には免疫があるとかいうけど、 あれはウソですね。
一緒に借りたケイト・ハドソンの『プリティ・ヘレンプリティ・ヘレン [DVD]が能天気な話だったので救われたけど。
ごめんね、かなりネタばれしちゃった。未見で見る予定があったらごめんねー。 既見で、「アタシは感動したが、HALさんはああいうのだめか」 と思ったとしたら、そうなの、ああいうのダメなの。