牛庵 銀座店


おかいもの〜、おかいもの〜♪
銀座へ「なんでも買っちゃるぜ〜!」という闘志をいだいてお出かけし、久しぶりに美味い店でランチでもしようかと事前にネットで調べていったのが、こちら、牛庵。場所は銀座松坂屋の横道を昭和通り方向へ下り、昭和通の一つ手前の道を右に曲がった、ビルのB1。神戸牛を堪能できるステーキ店で、ランチでは神戸牛の切り落としをふんだんに使った和風ハンバーグが幻の人気メニューだとか。メニューに載っていてちゃんと注文すればでてくるのでウツツのメニューではありますが「牛庵に行くならやっぱハンバーグでしょー」という了解のためあっという間に限定数を超えてなかなかありつけないということで幻なのですね。
12時半に到着すると、階段に「え、並んでるの…」、10人ほどの行列ができている。寂れた通りで人通りもないのに並んでるとは、これはかなり期待が持てるんじゃないでしょうか。そろそろ第一陣が出る頃なのか15分ほどで入店、入り口で靴を脱いで黒光りする板の間に上がります。気取り過ぎない田舎屋ふうの和の店内はくつろげ、地下という閉塞感を感じさせません。入り口の狭さに比して意外と客席は多そう。座敷席のほかに椅子席もあり、アタシは椅子席に案内されました。靴を脱いで椅子席ってちょっとヘンだけど。混んでいるので当然「ご相席でよろしいでしょうか」「はい」といってもぎちぎちにつめまくるようなことはなく、相席の組みあわせ方にも配慮が行き届いてそう。
ランチメニューは7種類ほど。12時45分ぐらいの入店なので当然ハンバーグは売り切れ、和牛焼きしゃぶゴマポン酢ソースも。サービスステーキをオーダー、980円(ご飯、香の物、味噌汁、サラダつき)。これを頼んでいる人、多。
さて15分ほどでステーキがまいりました。じゅうじゅういう鉄板の上にのった小ぶりのステーキ、上にはバター、「醤油を掛けてお召し上がりください」。おお、うれしいなー。以前、さるホテルの最上階にあるステーキハウスで目の前で焼いてくれるお肉も上等なら焼き加減もどんぴしゃなのに、ソースが溶かしバターかラードみたいな脂っこいものしかなかったときはがっかりしたもんです。とても「すみません、醤油はないっすか」とはいえない空気で、「ああ、これを醤油か、大根おろしなんかでいただけたら最高なのに」と内心忸怩たる思いでいただきましたが、ここでは醤油! しかも溶かしバター!! うーん、嬉しいなあ、カットしてあるので、お箸でいただきます。さらに気持ちはくつろいで飯もすすむってもんだ。味も980円でこれなら納得のウマ〜。ここが職場の近くにあれば足しげくランチに通うのに。
年齢層の高いスタッフさんは応対がとても感じが良く、しかもしゃっちょこばらず。ここはかなりオススメ。せっかく銀座にでたのだからシャレたものをというのでなければ、安くて普通に美味いものを食べるのにはもってこいでしょう。
あ、そーいえばステーキなのに焼き加減は聞かれなかったわ。ランチだからかな? デフォルトでミディアムレアっぽかったのでアタシ的には◎。次回はぜひとも早めに来店して神戸牛のハンバーグを試さねばと思ったことでした。
ところで銀座で何を買ったのか? たいしたもんは、ねえ、GAPでタンクトップでしょ、あとデパ地下でジャムとパン、無印良品で春夏物のボレロ。そんだけ?って、そんだけです。「なんでも買っちゃる」の心意気のわりにはしょぼいよね。しかもあまり銀座っぽくないし…。