木曜ドラマ3本

釈由実子は演技派まではいかないけどもヘタじゃない…はず。それにセルロイドの人形みたいに綺麗だ。でもそれだけじゃないの、ドラマって。いつまでたっても面白くならないので、30分でリタイアしました。弁護士事務所の雰囲気が軽すぎるのもノレないし。ま、そこに限らず全体的に軽すぎる。捜査しているにしても殺人事件の捜査をしているように思えない。人が死んでるんですぜ! 土曜ワイドのノリか。『離婚弁護士』みたいなのを期待してたのに…。

坂口くん、眉間に皺をよせ、声を低くして頑張ってましたね。ビジュアル的にはハマってるが、なんか深みがないのう。軽いノリの若者役のがまだ彼の持ち味が生きると思う。チェレンジ精神は買うけれど…などと初回だけ見てそこまで言うのはキツイか。これから飛躍的に伸びるかもしれない(し、伸びないかもしれない)。あと演出がねぇ。妙にかっこよくしようとしているバブリーな感じに拒絶反応が。冒頭のエロシーンもなんかいまいち。途中でTBSにしたらそっちのが単純に面白いので乗り換え〜。

いやん、おもろいやんけ! トヨエツは真剣な芝居よりもこーいうアホな演技のが実は巧いのね。伊藤英明くんは海猿のときからは、ずいぶんと顔も身体もシェープされて、ちゃんと新米弁護士青年に見える。話の展開は読めちゃうけど、二人の掛け合い漫才のようなセリフの応酬がよいし、全体のテンポもよく巧くまとまっていて、なんも考えず「おもしれー」と見続けられる。いいねえ。これ、来週も見るわっ!