報道特別ドラマSP生と死を分けた理由“アース・クエイク”

首都圏に住み東京に通勤する身として参考になるかと思い見たドラマだが…ぜんぜん参考にならん!
直下地震のシーンにはそれなりに迫力があり背筋が寒くなったし、地震を報道するニュース画面などは本物のニュースキャスターがそのまま演じているだけあって超リアルで、今テレビをつけた人は「え!?」と思ったんじゃなかろうかと心配にもなった。ドラマとのテロップはあったけど小さかったしね。でもドラマのほとんどが日テレの社内でのささやかな混乱(閉じ込められた人たち)の様子が中心で、物が散乱している他はコレといって大きな被害はなく、「ふーん、最新の免震ビルに入れば落下物にさえ気をつけていればきっと助かるのね」と思いながら、じゃあ、最新のビルに通っていないほとんどの人や、自宅で震災した人たちはどうすればいいのか? などの当然の疑問はかなり置き去り。そのとき、自分が免震ビルに居る可能性は限りなく低い。つまり…どうすりゃいいの?
長大な携帯電話テレビの宣伝だったのか?という気がしつつもとりあえず携帯テレビは有効かもとは思ったが…あと、職場の引き出しにお菓子は常備しとこう。
しかしなあ、テレビ局の人間とはいえさっさと「災害時にはラジオ」に気づけよ!とか、トイレの水を確保しろよ!とか、日テレ関係者は誰も犠牲にならんのか!とか、じじい不吉なことばかり言うな!とか、出産を絡めて無理に感動的にするな!とか、「避難所がいっぱいだから、歩いてきちゃった〜」という妻はどうなのよ?とか、いろいろ緩い。