ファイナルファンタジー、ポーション(2)


前回のレッスンで帰り際に「FFのファンなら次回までに飲んでおいてくださいねっ!」と言いおいて帰ったら、ちゃんと飲んでおいてくれました。ヴァイオリンの先生、えらし。
「飲んだんですか!?」
「ええ、飲みましたよー」
「おお、すばらしい。で、どうでしたお味は?」
「それがリポビタンDを薄めたみたいな感じで、美味しくは……なんかへんな後味が残るんですよね」
「なるほどー、(先週予想したような)スポーツドリンク系じゃなかったんですね」
「ええ」
「で、美味くもないと」
「1本試せばそれで十分かなと」
「まあ企画物ですからねえ」
「ええ企画物ですから」
もしも先生が「すっごーく美味しいんですよー」と言えば、アタシも試そうかなと思ったけども、まあ止めておきましょう。
で、その後、先生ってば…な事実が2つ判明。
「じゃあアタシは飲むの止めときます。青い色してるとこがそもそもヤでしたし」
「青いのはビンだけですよ」
「いえいえ、中身も青いんですってば」
アタシはちゃんとネットで調べておりましたので。しかし先生は「まさか青いわけないですよー」とあくまでも主張。
「グラスに移して飲めばキレイな青い色してたはずですけど」
「ビンから直接全部飲んじゃいました。でも青いわけないですって」
最後まで信じませんでした。でも先生、本当に貴方が飲んだのは青い液体だったんですよー。ってのが一つ目。
「そういえばプレミアムボトルとかいうのも発売されているらしいですね」
「ええっ。そうなんですよ! それですっ!!」
「ど、どうしたんですか(そんなに勢いづいて)?」
「私の買ったのがそれなんです」
「え、そうなんですか!? ほんっとに好きなんですねぇ」
「いえ、普通のでよかったんですけど売り切れてて」
「あらー」
「600円もしたんですよぉ!」
「まー」
まさかこんなとこに600円もするプレミアムを買ったヒトがいたなんて。先生ってば…おもしろい。