『荒川静香 金メダルへの道』


おめでとう!
実はライブでは全然見てなくて、木曜日の朝にテレビをつけてテロップで知りました。ニュース映像としてフリー演技のさわりだけをちらりと見ただけで、彼女の演技をフルで見ることができたのは、ほんのさっき。本日、NHKの7時半からのプログラムでいきなりエキシビションからなのでした。
うーむ、すごいねー。なんて優雅で美しいんだ、おいっ! なにが「おいっ!」なんだか知らないが、わけもわからず、「おい!おい!」と喚きたくなるのよ、興奮するのよ動揺したのよっ。まず背筋に震えが走り、脳がしびれる感じって、陳腐だけどもさ、これが感動ってやつなのねっ。さらに続くアンコールのときにはもう泣きそうに。アタシが泣いてどーするよ!
このふいうちする胸苦しさって感動というよりもちょっと恋に近いものがあります。当然、その後9時からのNHKスペシャル荒川静香 金メダルへの道』をみて、その紆余曲折や、氷上につっぷしてしばし立ち上がらない姿に触れ、いやん、恋心を確信しちゃいましたよ。アタシ女ですし、そーいう趣味でもないですが、これはやっぱ恋なんだろなー。
オリンピック直前にフリー演技の曲をトゥーランドットに替えたこと、そして開会式で奇しくもパバロッティがその曲を歌い、運命を感じたそうです。NHKの実況アナウンサーが絶叫したように「アテネの女神がキスをした」みたい。でもホントは神様の力じゃないよね。がんばった人間がきちんと報われる姿って、途方もなくうれしいなー。じーん。