ベタの世界あるあるＱ

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昨晩、めっちゃおもろい深夜番組を発見しました。いやさ、アメリカ大陸がコロンブスに発見される前から、とっくに原住民によって発見されていたように、既に周知の番組だとは思いますが、発見の喜びをわかちあいたくてー。

「好評１１弾ベタの世界あるあるＱ遂に登場（秘）昼ドラ編！！萌え」という番組内企画で、超ベタな昼ドラマの再現フィルム（これが傑作！）をみながら、ベタな展開をスタジオで予測していくの。
ベタな昼ドラマのさわりを少し。
金持ち女と政略結婚させられそうないいとこの坊ちゃんベタ男（なんと加勢大周！）、しかし彼には意中の女性がいた。それは女中のベタ子。それを知った婚約者による彼女への陰湿なイジメがはじまる。給仕中に足を引っ掛けてころばせる、宝石が盗まれたという狂言をしくんでベタ子のバッグの中に宝石を隠しておくなど、うぅ、ベタや〜。そんな中でも二人は愛をはぐくみ、急にリルケの詩（だったかな？）を暗誦して「愛とは・・・」とか、くっさー。で、終にふたりは結ばれるのであった（[主人公同士のベッドシーンは限りなく抽象的]など、ポイントごとのテロップが激ワラ）。
だが二人には決して愛し合ってはいけない隠された事情があった（こーいう大げさなナレーションもまたベタに忠実に再現）。それを知った婚約者（婚約者はなんでも知っている！）はベタ男を自室に呼び、「ベタ男さん、実はベタ子はベタ男さんのお父様が愛人に産ませた子なのよ。アナタとは血がつながっているの！」。ショックを受けるベタ男。[主人公はすぐにショックで自暴自棄になる]のテロップとともに、婚約者をベッドに押し倒すベタ男。うーむ。そこへベタ子がやってくる、「ベタ男さん、ひどいっ！」。
ラストはパーティ（[なぜかやたらとパーティ]）で婚約披露の席での挨拶を求められて「僕に本当の愛を教えてくれたヒトがいます」などとぶっちゃける加勢ベタ男（［主人公は場所柄を考えない］）。そして「愛とは…ものではなく」などと詩の一節を、すると末席に控えていた女中ベタ子が後半を拾って「愛とは…なもの」と呼応。抱き合う二人。嫉妬に駆られた婚約者、猟銃を持ち出しベタ子を撃つ。かばって倒れるベタ男。「ベタ男さんっ！」「君を愛している・・・うっ（ベタ男死亡）」
ひさしぶりにテレビで大笑いさせていただきました。悪ふざけしながらも、きっちり真面目に作ってあるから余計おかしい。この『ベタの世界第11弾』ってことは既にこの前に10回もいろんなベタがあったってことよね。見損ねて悔しいーっ！　是非2時間スペシャルぐらいで総集編をやってほしいです。