ドラマ『時効警察』


やばい、これ好き。おもろ〜い。
去年あれだけドラマを見、年末年始もドラマ漬けだったのに。っていうか見すぎで飽きたのでしょう、1月期の連続ドラマはぜんぜん見ておりません。なので積極的に見る気はなく、でもなんとなくテレビをつけっぱなしていたらはじまったコレ、あら、かなりツボだわ。ドラマっていうよりもギャグだけど。
時効警察』なるタイトルを聞いたとき深く考えず『時空警察』の連ドラ版?なんて勘違いしてました。時効寸前の事件を解決するのは「おみやさん」ってドラマがあります(これも好き)。こっちは、時効になっちゃった犯罪をオダギリジョー麻生久美子コンビが「趣味」で調べるお話なのでした。だから犯人がわかっても立件はできないし、しない。まさしく「趣味」で調べているだけという、このありえない設定が笑えます。脚本が小芝居チックで、役者もそれにあわせて小芝居満載。ま、劇団所属役者らが多数出演しているからねぇ。そこがイヤという人がおり、そこがイイという人もいる。アタシは後者。
例えばこんな小芝居。
元夫を殺した容疑者で料理研究家の自宅に乗り込んだ二人。オダギリが当時の事情や事件の背景などをヒアリングしながら、ふいに「ところで少し立ち入ったことを御伺いしてよろしいでしょうか?」と真面目くさって言う。「はい、なんでしょう」「えーとですね、亡くなられただんなさまとのセックスはいつぐらいまで?」「は?」「ですからセックスをですね、いつまで?」「はぁあ?」オダギリ以外が全員目が点になる小芝居。来客を理由に容疑者が席をはずすと麻生が「立ち入りすぎです!」と突っ込む。ひじょーにくっだらないです、でもおもしろい。駐在さんの背後には「検挙は謙虚に」なる標語がこれみよがしにあったり、全裸女性による強盗犯が発生したが目撃者はカラダに目が行き犯人の顔を覚えていない、さあどうする?とか多々多々。あほらしいです。くせになりそなアホラシさ。
麻生さん、美人でつっこみがうまいです。「税務調査菅 窓際太郎」シリーズの人かと思ってたら、あっちは祐未でこっちは久美子、別人なのね。