『恋の時間』最終回


別に面白いわけじゃないが、この時間帯はほかに見たいもんがなかったりするもんで、飛ばし飛ばしでチェック。で、最終回も『ザ・コア』とザッピングしつつみました。
妹(大塚寧々)の不倫については正直どーでもいい。ってか相手の男(ぼーっとしたピアニスト?)にまったく興味がわかんので、寧々が入れ込むのがそもそも「はあ?」。あげく子供を捨てて駆け落ちまでしたのにも「はあ?」。実際このカップルをみているとどーも釈然としないっつーか、他の局へチャンネル変えてしのぎたくなる。
姉(黒木瞳)の恋模様。仕事に無理解なエリート医師と痴漢容疑の不幸男、美貌のキャリアウーマンはどちらを選ぶのか? 究極の選択ですな。いや普通は前者を選ぶわな。ま、どっちも根はいいやつなんだけどもね。不幸男は容姿もちと不自由で、名前も山田と超平凡。黒木に痴漢容疑をかけられて以来、リストラされるわ妻子に逃げられるわと不幸の階段をころがりおちる。元凶の黒木に惚れてしまい、苦労の末にデートの約束をとりつけたのに、ものすごーーく楽しみにしていたのに、苦労してサザンのチケットを取ったのに、簡単にすっぽかされるのでした。不幸の上塗り。
思えばこのドラマ、誰もが人との約束をすっぽかしまくっていました。もちろんすっぽかし女王は黒木瞳。自分に惚れている(はずの)医者と宮迫をすっぽかすのは当然のごとくで、妹や母との約束もちと悪いなと苦笑いしつつも「仕事なの。ごめんっ!」の一言ですっぽかす。すっぽかされ王はもちろん痴漢男(宮迫)。そんな宮迫も最終回でようやく黒木をすっぽかしてました。クリスマスツリーの下で待つ黒木。そこへ電話で「すみません、娘がどうしてサンタさんが来ないのっていうもんで…」うはははー。ざまーみろ、黒木。って視聴者が思ってしまっていいのか、主人公に!? だってあまりにも痴漢男(宮迫)が哀れすぎるんだもん、いつの間にかアタシは宮迫応援団になっていました。
さてお話は最終回の最後10分ぐらいでいきなり1年後へ飛ぶ。
妹は離婚が成立し、海辺の家で不倫相手とのどかで平和な暮らしを手に入れたようです。そこには子供たちもたまに遊びにきたりすると。まったくくったくのない子供たち。よかったね、とはちっとも思わないアタシ。無感動。
そして黒木の恋物語もいきなり1年後と。あれから宮迫と付き合っていたのかと思えば、駅で偶然再会し、「山田さん、元気ぃ? いまどうしているの? 就職できたんだ?」「はい。田舎に戻って」うんぬんかんぬん。ちっ、1年間進展なしどころか、会ってもいなかったのかよ。いままで3ヶ月もやってきたドラマはいったいなんだったんだ? アタシはどーしてこんなもんをみてたんだ。「はあ?」を通り越して「ぽかーん」。
でもま、いちおう「8日後、クリスマスツリーの下で僕、待ってますから」「わかった」と再会のお約束だけして、めでたしめでたし、って、え、これで終わりかよ。なんだったんだ、これ。。。「はあぁぁ(ため息)」