『花より男子』最終回


おもしろかったー。
中盤でダレることもなくラストまで一気に突っ走りました。大筋を知っていてもオリジナルな部分はあるし、なによりキャラがとても生き生きとしていたのでぜんぜん飽きず。最後にみんながよい人になってしまった単純さもすがすがしかったです。
ラストシーン。
「どうみょおーーーじぃぃぃぃぃーーー!」
道明寺を乗せNYへとびたつ道明寺家自家用ジェットを追いかけるつくし。走る走る。叫ぶ叫ぶ。なんて痛切。道明寺から追われる立場で受身づくしだったつくしが最後の最後に道明寺を追いかけるのですよ、ドラマだねえ、ってドラマだよ。何百メートルもの全力疾走。とうとう飛行機がとまり、タラップから降り立つ俺様なアイツ。
「お前オレに惚れてるだろ」うそぶく俺様に、
「ああ、惚れてるよっ!」
おお、ついにつくしから告白だぁ! ここの乱暴なやりとりがふたりらしくてイイのよね。
「わがままでっアホでどーしよーもなくて、そんな道明寺に惚…」
ここぞとばかり万感の想いを言いつのるつくしを強引に引き寄せる道明寺、Good Job! ふたりの体がガツンとあたる音が嬉し恥ずかしでござりまする。
そして…よっしゃ、夕日シルエットでキスだよキス。うーん、照れるほどに少女マンガだぁ。こういうの好きが遺伝子に組み込まれちゃっていますから、たまりません。じゅるじゅる。
つくし役の子、大抜擢で大健闘だったよね。綺麗設定のいまどきのオンナノコたちと並ぶと「ん?どんくさい」と感じるのにときどきすんごく美人にみえる、その下克上が心をつかむ。どんなに綺麗でもお人形さんのような子もいるじゃない? こーいうふうにふいうちで魅了させるって女優にとって大事な素養のひとつだと思います。道明寺役の松潤がこれまたとても魅力的で。つくしに逢って人を好きになることを覚え痛みを覚え、優しさや照れで表情がどんどん豊かになっていく。これは惚れます。つくし役の子(っていい加減に役者名覚えろよ、だな)といい松潤といい、こういう芝居センスは天性のもの。発声や台詞回しがどうのってのは技術だけの問題でしょう。とにかくもうこの二人がとっても愛しくなっちゃったので、ラストにちゃんとくっついてホントによかったねぇ〜と、素直に喜ばしかったのでした。
F4が台湾版に比べるとちとビジュが…などと当初言っていたのも今となれば撤回。見慣れてくると同じ日本人だけあって、こっちのが親しみやすくてよいね。
とまあアタシ的には全面降伏。終わり方も絶対に続編がありそうだし、楽しみにしてますよ、TBSさん。絶対にキャストはいじらないでねー。
あ、最終回のスペシャルゲストでレーザーラモンがでてたらしいんだけど、ぜーんぜん気づかなくて、エンドクレジットで「え、HGっ!? どこよ」。それはそれは心残り(笑)。