『めぐりあう時間たち』

1923年『ダロウェイ夫人』執筆中のヴァージニア・ウルフ、1951年それを読む妊婦、2001年エイズの詩人を献身的に世話する生ける『ダロウェイ夫人』、3人の女性の人生が輻輳してゆく不思議な映画。
暗っ、重っ。えーと、女3人はみんな鬱です。鬱の人間は、1923年でも51年でも2001年でも生きにくいということはよくわかりました。どの時代でも主要人物の誰か一人が自殺するし(未遂に終わるケースもあるけど)、いまいち救いがない。とくに2001年。あんなことされたら立ち直れん。うーむ、アタシにはちと重すぎた。悪い映画じゃないんだろーけどね。
そうそう公開当時も思ったんだけどもさ、「時間」に「たち」って付くのがもんのすごーい違和感。