『リトル・ダンサー』

イギリスの炭鉱町に住む少年がダンスにめざめるが、頑固オヤジに「男ならボクシングをやれ!」と反対されちまう心温まる家族ドラマ。予想していた以上によかったよ〜ん。
(あ、以下ネタバレあります。あしからず)
ほれ、イギリスの炭鉱町が舞台だとさ、また飲んだくれ横暴父ちゃんに苦労させられるんだろーなと警戒しちゃってたから。確かに口より先に手が出る父ちゃん(ってか弁が立たないのでつい手がでちゃうんだな)ではあったけれども、ちゃんと仕事しているし、最後には子供の気持ちを優先してくれてたじゃない。見直しました。横暴兄ちゃんもね。幼馴染のマイケル君との初恋(?)もよかったし。うふ。
(ここから下なんてラストの一番いいとこバラしてます)
世界に冠たるロイヤルバレエ団って研究生とはいえあんなんで入れちゃうもんなの?と思いつつも、入れてよかった。選考委員に原石を見抜く目があったってことよね。通知がきたときに家族が集まって、彼待ちしているとこなんざいいねえ。心があたたまりました。合格と知っても大喜びするんじゃなくて、静かに泣いて喜んで、次はことの大きさに動揺するとこもよかった。ジェイミー君、苦悩顔だからそーいう演技がよー似合う。
ロイヤルバレエに入ったはいいがどうなるんだろ…というアタシの不安もラストに黒鳥となって舞い踊るとこ(もう少し見せて欲しかった)で「ああ、よかったにゃ」と、大満足なのでした。
カレンダー・ガール』路線の心温まり系だね。またそのうち見たくなりそ。