消費者金融一歩前


昨日のこと。前の晩から熱がでて仕事を休んだものの午後1時ごろには回復したので、銀行へ出かけた。記帳してみると、普通預金においとくにはちと怖いぐらいの金額が貯まっていた。窓口の開いている時間に銀行にこられることはめったにないし、防犯のために定期にでもしておくか。思いつきでよった窓口で、姉ちゃんのたくみなトークにのせられてドル建ての外貨預金なんぞをしてしまう。1ドル110円を切ったらやってもいいけどの思惑も、昨日は1ドル110円50銭で、び、びみょ〜。換金手数料を考えると2円以上円安に動かないと差益はでないというし、でもまっいーか、などと深く考えることを放棄。初めての外貨預金に多少の不安をおぼえつ、それを少しだけ上回る期待でわっくわく。
そこまではよかった。夜になってハタと青くなった。実はこの時点で普通預金には5千円ちょいしか残高はなく、そんなにぎりぎりまで引き出さんでもいいものをと思うのは後の祭り。15日には給料が入るので、それまでは財布の1万円でらくらくしのげるだろうと思ったのだが。あれ?その前に引き落としがあるんじゃなかっけ…ななな、なにーっ!! まず8日にヴァイオリンの月謝が、そして12日にはJCBがやってくる。さらに8日で通勤定期が切れるので買いなおさにゃならん。どどど、どうしよう。さーっと青くなったアタシでした。
浮かぶ選択肢はふたつ。

  1. 友人に借りる
  2. 消費者金融に借りる

友人にどうしても借りられなかったら、消費者金融かぁ。たしか1週間までなら利子0円とかいうのあったよな。通勤電車の中、普段は目に入っても知覚していないサラ金の中吊り広告に目を凝らす。ノーローン、みっけ。最寄り駅を降りてさっと目を看板に走らせると、あらま、こんなにあったのねー。アイフル、レイク、なんたらかんたら、よりどりみどり。ららら、むじんくんかぁ…ララララ♪
まあ、このオチはなんてことなく、忘れかけていた貯蓄預金から金を動かしてことなきをえ、サラ金には手を出さずにすんだんですが、このお金に堅いアタシがまさかサラ金からの借り入れを本気で考慮する日がくるとはねぇ。TVの軽快なコマーシャル、利子0円とかいう甘い誘いは、自覚している以上に自分の中でサラ金への敷居を低くさせていたんですなあ。くわばらくわばら。