郵政民営化否決による解散総選挙


えーと、新聞も読まない、ちかごろテレビニュースもろくに見ない不勉強なアタシです(とまずお断りしておきます)。
あのさ、NTTだって民営化したのに、なんで郵政だけは民営化しちゃいけないのかがよーわからん。貯金業務は銀行がやっているし、小包は宅配便がフォローしている。離島や過疎村から郵便局の支局がなくなるってが問題なら、今あることのほうが問題なんじゃないかしら。採算が取れないんなら、ある程度の統廃合はすべきでしょう。
以前、といっても10年ほど前ですが、仕事の関係で都内のわりと大きな郵便局にいろいろと申請をしに行く機会がありました。その事務処理や手続き業務のアナログなことといったら、そりゃもう。おばちゃんが台帳をえっちらおっちら出してきて、素朴な手帖に書き込ませて、また台帳をえっちらおっちら。そりゃ全部をアナログ化することはできないけれども、小さな家族経営の有言会社ならともかく、もう少しやりようがあるだろうとシステム部のアタシは嘆息したもんでありました。民間からゆうに10年は遅れとる。
ところがです。桁数が増えて電話番号と区別もつきにくくなって、アタシの小ボケ頭じゃもやは憶えられん、不便この上ない郵便番号。住所を省略するのもちょい不安なので恩恵は甘受しておりません。となるとただのいじめだよっ。この桁数増加とバーコード導入などにより中央局などでは、ハードウェアにもソフトウェアにもビッグなシステム変更が実施されてそりゃもう膨大な予算(税金だよ)がつぎ込まれたわけである。人の財布が使えるので大きな箱を作るのは大好き。で、あいかわらず末端はなおざりなのですね。
ええーいっ、とっとと民間の知恵を入れて10年分の遅れを取り戻しやがれ! と常々思っていたので、民営化は結構なことじゃないのかしら。と思うの。えーと、安直すぎますか?
すんません、やっぱりちゃんとニュースを見ますね。野口さんの無事帰還ニュースもみなくちゃいけないし。