『曲がり角の彼女』第10回

  • えりこ&シマケンの結婚式

双方の父vs母の代暴走で一時はどうなることかと肝を冷やしましたが、千春の見事な采配で、事なきをえたばかりか感動的なてんとう虫のサンバへといっきにもりあがる。いまだに[てんとう虫のサンバ]が結婚式の定番ソング第一位なのかねぇ。そりゃま歌いやすいし毒気はないし、明るく楽しいもんね。なぜかほとんどの歌詞が頭に入って空で歌える。そういえばアタシも友達の結婚式で何人かと歌ったわ。ここまで定番だと音楽の教科書に載っていてもおかしくない、って、とっくに載っているのかしら?
青木さやかの義母へよびかける「お母さん」にジーン。できちゃった成り行きで結婚を決めた小憎らしいほど飄々としているヤマケンにも、きちんとエリコを幸せにしようという覚悟があった。ちゃんと男の口から語らせるとこもよかったです。こんな成り行きでもなけりゃ肝心のことはなかなか口にしなさそうだもんな。「言わなくても、わかるだろ?」ってなタイプ。

  • 修ちゃんの告白

いろんなドラマで金子君をみてきたけれど、初めてちゃんと男の子なんだなと意識しましたよ。なつみの「今までの好きの中で一番嬉しかった」という返しもよかったけれど、冷静になってみればアレレ〜? なつみぃ、あんた今までどれくらい多くの男に「好き」と無駄撃ちさせてきたんだい。ほとほと罪な女だこと。修ちゃんを泣かすなよ。

へらへら(かわゆし)から一転谷底へ、千春へこみまくりの巻。副社長母は案の定二人の結婚に反対。しかも「不倫してた女」という強力なネタを掴んで高飛車にきゃんきゃん。さすがの千春もぐうの音も出ず。仕事場に乗り込んできて、そのタイミングで言うか、かわいそうに。でもまぁ母ちゃんの気持ちもわからんでもない。一人息子の嫁にならどんな女が来ようとも気に入らないのが母ってモンです。ましてや、その女は不倫をしていた、それもつい最近までときたら、信用ならない女狐め!息子をたぶらかしおって、きーっ!!という印象を持つのも道理。ましてや、いいとこの奥様ならば、なおさらでしょう。でもこれは全面的に千春が悪い。悪かった。ここはどーんと反省しまくってもらわないとね。でも反省はしても「後悔はしていません」といいきる千春。いさぎよくて素敵です。
周囲がどんどん幸せになっていくなか、メインの二人だけは大波乱。最終回の手前ならばこれぐらいの波乱足踏みは当然です。いままでが順風満帆すぎた。ふたりでこの危機を乗り越えて幸せを掴むのだ〜だ〜だ〜!(と来週まで叫んでいましょう)