『スピーシーズ/種の起源』

6/12日曜洋画劇場にて鑑賞。
主役の美貌はA級、映画はB級。宇宙に発信したDNA情報に対する異星からの返信をキャッチ、その遺伝子情報を人間のDNAに組み込んだところ、とんでもない超危険なエロ怪物が誕生。こりゃ制御不能ってんで毒殺しようとしたら、うっかり逃がしちゃうし。うっかりですむかよ!って、どたばたコメディ…じゃなくSFホラーです。
逃亡するエイリアンのナターシャ・ヘンストリッジはかなり高級な美貌をお持ちです。こんな綺麗な婦女子が奇怪なドレスで街を歩き(でもL.A.だから特にヘンでもないのね〜)、「男、どこ?」などハシタナイことを言い、トイレで会った女性(実は追跡者の一人)に香水を借りて「これで男にもてる?」なんておどける(本人はマジです)。こんな愛らしいエロリアンなら一度くらいお願いしたいよなあ、と男なら誰しも思うでしょう。いや、お願いした後が怖いんです。命がけだもんね。
かたや追跡側の面子の容姿はやや劣ります。主役と比べるからというだけじゃなく、テレビスター?レベルのオーラのなさ。その切ないほどの小物感が、B級感を盛り上げます。んで、エロバランスが大安売りでさらにB級街道をまっしぐら。エロの必然性については、最後のオチをみてしまうと「えーと、エイリアンがSEXマシンになる必要性はどこに?」という当然の疑問が万人に等しく浮かぶはず。ま、それはそれ。エロは人類の必然、種の起源って副題につながるんでしょう(ホントかよ!?)。