火曜ドラマ2本


火曜日のフジテレビのドラマはどちらも面白いので、毎週火曜日が楽しみ。おかげで月曜日がくるのすら楽しみになるという好循環なのです。

クールビューティー佐伯弁護士(瀬戸朝香)の秘密編。
実は彼女は×1の子持ちで、検事を辞めた理由は、比較的時間の自由がきく弁護士であれば、娘の親権を取り戻すことができるかもしれないとの親心から。さらに努力を重ね離婚弁護のスペシャリストともなったと。うーん、えらいねっ。弁護士のときはワイルドメイクにかっちりスーツで強面、娘との面会にはナチュラルメイクに乙女ちっくママファッションでソフトスマイルとまるで別人のようです。ひらひらワンピに白カーデガンの瀬戸ちゃん。うーん、なにやら違和感。がたいのよさが強調されちゃうみたいで、あまり似合っておりません。
話しを戻しましょう。そう、泣かせどころはたくさんありました。娘がガチャガチャの景品のパンダ(レアアイテムらしいです)を欲しがっていると聞き及んだ同僚たちが、パンダを手に入れようと頑張る。それも示し合わせたからでなく、それぞれに、ひそかに、それをやれちゃうとこがいいよね。うそ臭かろうがなんだろうが、こういうのはいい。さらに事務所行きつけの飲み屋の強面板さん(松重)までもが(笑)。いったい彼はどーいう顔してがちゃがちゃやってたんだろ、なんて想像してまたほのぼの。そして、ようやくがんばって手に入れたパンダを娘に渡そうとすると、娘が「これママにあげる」と差し出した手の中にもパンダが。たぶん娘も頑張ってようやく手にしたはず。その一番大事なものをママにだなんて、できた子やね。うるっ。
つっぱっていた佐伯も自分の秘密(弱み)を曝け出したことで一皮向け、事務所の面々にも心を少し開く。ボス弁の間宮先生に対しては信頼感までも芽生える。そしてラストの涙へとつながるわけです。娘の親権を自ら納得して放棄したこと、周囲の物言わぬ優しさに気づいたこと、娘からパンダをもらえたこと(ん、違うか?)、さまざまなモノが去来して飲み屋のカウンターで、たったひとりでしゃくりあげてしまう佐伯。月並みな言い方ですが、硬い氷が溶けて涙となって流れていくようでしたね。綺麗な涙。アタシもついもらい泣きしそうに…うんうん、えがったね、佐伯先生。
今日のリコ弁はお話にもしまりがあって、よかった、感動したなあ。ムダなとこがひとつもなかったし大満足。
と、思っていたらば最後に不意打ち。まさかそんなとこに立っているなんて、しどい。アタシの思うムダとは、ツヤコの団子ネタと、間宮先生の恋愛ネタのこと。瀬戸ちゃんの涙から場面転換、間宮先生の帰宅風景へ。そこで、う、ウカジが立っている…。マンション下で待ち伏せして「どうしても会いたくて、えへ」などと歯の浮くせりふをかますとは。部屋に招じ入れられてそしてキヌギヌのって…ええっ!?
あーあ、がっくり。間宮弁護士と宇梶編集長のラブストーリーって本編から浮いてると思うんですよ。それに実はアタシ、SPでアメリカに行っちゃった年下クンとのエピソードが気に入っていたのよ。だからそっちを大事にしてほしかったのにぃ、ぶちぶち、などと不満たれてたら、おっと、またも不意打ち。まさかそんなとこに居るだなんて! なんとくだんの元彼までもが再登場、USから戻ったその足で尋ねてきたらしく、間宮さんのマンションの下で朝帰りする宇梶今彼と鉢合わせするとこでTo be continue。来週は怒涛の三角関係か、あ、ちょっとわくわくした。で、でもね。やっぱり、恋愛は離婚弁護士には不要だわ。SPだけにとどめといてほしかった。さもなくば、サザエさんの「さーて、来週のサザエさんは?」ぐらいの扱いでよいです。あ、わかりにくい? 本編にはからまないで隅でやっててってこと。

すみません。時間がなくなってしまったので、明日書きます。キス!?キス!キス!