春ドラマスタート(3)


今日は友人O.Rさん(赤字)からの感想もおりまぜてお送りします。俎上にあげるのは昨日スタートの2本。

よっしゃ、面白かったぜーーぃ! ようやく心から面白いと思える、見たいと思えるドラマにめぐり合えて、ドラマへの飢餓感がぬぐわれた心地がします。
才色兼備、だけどもひょうきんで憎めない女弁護士に、天海さんはまさにはまり役ですのう。ハイヒールとスーツで風を切って闊歩しているだけでわくわくしちゃいます。ゼリー状栄養食をがつんと一気吸引し、通りすがりのゴミ箱にぞんざいに放り込むお決まりの仕草も、臨戦態勢に入ったぞ、よっしゃ!という感じで一緒にがっつがはいります。そこまでかっこよく決めておきながら、ゴミ箱にナイスインせずにころがったのをそそくさ拾いなおすあたりも、チャーミングで好きだわ。前シリーズで開拓された小ツボをつかれるもんだから、どこを切ってもおもしろいのよね。
さてパート2の目玉・敵役女弁護士として瀬戸朝香がワルメイクで登場。ダークぶりが意外とはまっているのは、太ったからかしら?なんて意地悪なことを少し思う。今後しばらくはこの2大女弁護士対決となるのでしょうが、アタシとしては瀬戸が改心して仲間になってくれることを期待。無意味に敵意をむき出しにしてくる相手とやりあう展開は好きじゃないし、瀬戸ちゃんの設定はやめ弁(検事を辞めて弁護士になったヒトをそういうらしいです)ということなので、そのあたりに一つ大きな含みをもたせてドラマが展開するのではないでしょうか。楽しみ〜。

面白かったよん! 胸きゅんの原因が肋間神経痛ってのが笑えました。でもこんな展開は下手な女優が演じると面白くないネタなので、すべては天海祐希の演技力かと。それにしても天海祐希があまりに正当派美人なので、瀬戸朝香がブスにみえて仕方なかった。瀬戸朝香だけでみればきれいだなぁって思うのだけどね。戸田恵子がちょっとうるさかったけどね〜。
最後のテロップで、佐々木蔵之介の名前の前に玉山鉄二の名前が出てきて、1から2に変わる間に序列もかわっちゃったのね〜と。顔は玉山鉄二のほうが好きですが、俳優としては佐々木のほうが好きです。私の好みなんてどーでもいいか。

いや、顔の好みは大事です(笑)。

稲盛さん、アンタそこまで自虐的にならずともよいに…。しかしまあ、女にとって20代から30代への十の位の変化というのは数字以上に大きなプレッシャーを感じるものなのよね。「アタシはもう女じゃないのか」という焦りとか、「このまま結婚しないで一人で生きていくのか」という将来への不安とか、肉体的にも20代と違ってムリがきかなくなっていることにはたと実感することがあり、あああ、うううう、と落ち込むのです。はい、アタシもそうでしたし。通り過ぎてしまって振り返れば、なにをあんなに大げさに、33なんか若いじゃん、と思いますが、実際そこにいると俯瞰はでけんもんなんですわ。厄年もね、アタシ自身は別にお払いとかしてもらわなかったけども、普段は信心なんぞかけらもない友人がつぎつぎと「御札をもらったわ」なぞと言い出し、あんたらいつからそんな迷信深くなったのよ?と驚かされました。この厄というのは迷信と切り捨てきれるほど益体もないものでなく、厄年の年齢になれば実際に肉体の衰え、ホルモンの変化などがあり、ひとつやふたつなにか変調をおこす時期にぴったりあたっていたりするのですよね、これが。意外と科学的にみてもまったく根拠かないと言えないところが、昔のヒトの知恵のすごさだと思います。あれ、ドラマの話なのにアタシはどこへ?
そうそう、釈由実子。若い子代表として33歳のおばんには負けないわ!と啖呵をきりますが、なんかデジャヴ。そう、これじゃ『黒皮の手帖』とおんなじ役回りではないですか。「ばっかみたい」ときく憎まれ口もそのままです。巧いけども、なんか型にはまりすぎている気もするので、もう少し天然な若さハツラツなお嬢さんを配したほうがよかったのではないでしょうか? そりゃ肌はぴかぴかだけども、釈ちゃんのリアクションがおばさんっぽいのです。

なんだか身にしみちゃったよ。33なんて若い若い。下の子の保育園ママ達はまさしく33前後が多い。一緒にいると、肌がきれい、、とかやっぱりハリが違うとか、なんだか落ち込んでしまうことが多い。若いことがいいことだとは思えないけど、若いほうがきれいだとは思ったりもした。HALはまさしくああいう感じで働いていると思うのだけど、そういうのって思わないの?

ううむ。私の今の派遣先ですが、平均年齢が39歳という高齢化社会なのですよ。といって年寄りがいるわけじゃないので、標準偏差はかなり小さい。きゃぴきゃぴな姉ちゃんはおらず、かりに33歳の子が入れば即「きゃぴきゃぴ」でしょう。そういう意味ではありえないほど楽ちんな環境なのですよ。
さて、次のドラマは『anego』です。楽しみじゃ〜。