『女精神家医』

患者として訪れたハンサムな弁護士に性的な魅力を感じてとまどう精神科医サラ。徐々に男の行動はエスカレートし、身に覚えのないレイプ嫌疑で訴訟を起されて精神的にも社会的にも追いつめられていく、ひーひどい……サイコサスペンス。
うはは、読みながらすごい既視感。先が読める読める。え? そんなつまらん話なのかって、いいえ違います。どうも前に一回読んでたみたいで、てへ。前に借りてきた本をまた借りてくることはよくあっても、ほとんど後半になるまでそれに気づかないだなんて、やきがまわったもんです。
いやさ、サイコな人はこわいよねぇ。これは小説だからラストはなんとかなりますが。今、職業としてのセラピストに憧れる女性が多くて、そういった系の職業訓練セミナーが開催されると若い女性ですぐに埋まっちまうだなんて話をきくけれど、実際に対面で仕事をはじめたときに怖いことってないのかなぁ、と臆病なアタシなんぞは怖気づいちゃいます。