レはウクレレのレ

hal8182005-04-04


最近、ウクレレをはじめました。
中高年の楽器といえば昔は大正琴でしたが、最近の流行はピアノとこのウクレレがあたりでしょうか。で、アタシの母も数年前からウクレレに熱中し、発表会なんぞに参加したりとかなりはりきってやっておりました。ところが近頃では体調が悪いのでやめてしまい、実家に行くと見限られたレレくんが寂しそ〜うにぽつねんとしておるんです。部屋の片隅にはハイビスカスの造花がついた麦藁帽がころがっていたりして。ソレらを見るたびに、ねえ、せっかくだからちょっと弾いてみない?と、アタシに盛んに秋波を送られているような気がして、で、なにげに手にとってみました。いちおう弦楽器(ヴァイオリン)をやっているので、弦の数も同じ4本でそんなに抵抗はありません。でも、
「CだのFだのG7だのなんだのかんだの、えーい、いくつあるんじゃ!」
コードってやつは昔からアタシの敵でした。もう使わないから3000円で買わない?とそそのかされて友人からギターを譲られた高校生のとき、当時は「禁じられた遊び」を弾くというのが初心者のコトハジメで(今も?)、アタシはコードとやらでとたんに挫折し、「禁じられた」さえも弾けないまま。えっと。母さん、僕のあのギター、どうしたんでせうね?*1
複数の弦を一度に押えるってのが難しいのです。あー、指がつる。しかもコードはちょこまか変わる。まずは、母ちゃんの持っている楽譜から、3つぐらいのコードで出来るようにアレンジした曲『アメージング・グレース』を集中的に練習。これはつたない弾き方が逆に哀愁を帯びた雰囲気になるのでなかなかよいみたい。しかも弾き語りができるので、なにげにそれらしい。
最初は苦戦したウクレレですがコードの苦手意識さえクリアすれば、実はカンタン。レレの楽譜はTAB譜といって、四本の横線がそのまま4本の弦に対応し、その弦の上に数字が置かれてそれが押える位置になる。ふつう五線譜で演奏するときってのはまずドレミが楽器のどこに対応するのかってのを頭とカラダに叩き込んでおかないと往生しますが、TAB譜は、楽器の指使いそのままを写し取った形式で書かれているので、初心者がなんも考えないで弾けるのです。TAB譜に慣れてから五線譜で弾けって言われたらちょっと大変。ドレミ順について頭で置き換えないといけないからね。それに、普通弦が4本並んでいたら手前から奥へむけて音が高くなっていく順だと思うでしょ。ヴァイオリンはそう、でもレレは違う。手前からソドミラとなっているのです。ソはドの下のソじゃなくて、ミとラの間のソ。ありえな〜い! ま、普通にハ長調の楽譜を写し取って引く分には奥の3本(ドミラと高くなっていく順になっているとこ)だけを使えばよいのだけど。
あ、ちょっと微に入りすぎちゃいましたね。なにはともあれ、最近ウクレレをはじめました、ってことでした。
Myレレの写真は週末にでも実家で撮影してきてアップする予定。

*1:あ、古すぎ? 『人間の証明』のテーマで、詩@西条八十