マルYなオンナ


気づいたら、まるごとYなオンナになっていた。
昨日、赤いグラデーションのセーターの左肘に2cmぐらいの穴があいているのを発見。BEAMSで買ったお気に入りで、ヒトからも「それいいね〜」と褒められるので調子に乗って着倒していたら、当然の帰結として擦り切れていたようです。穴に気づかずにまたしてもそれを着込んで出勤し仕事先で「うげっ」。それからが気恥ずかしかった。穴に神経がいって仕事に集中できず、ときおり右手で左の肘をかばうような「ちょっと肘が痛くて・・・」みたいなふりをしてみたりと。それにしてもアタシにしてみれば青天の霹靂で、愛着もあるので捨てようかどうしようかと迷う。どんなに気に入っていてもボロになっては仕方ない、帰宅後速攻でゴミ袋につっこみました。未練を断ち切るために生ゴミと一緒にね。
あーあ、これからなにを着るかねーと箪笥をまさぐりだして、そのときにふと、どうやらアタシの服はほとんどが老朽化しているようであるという冷たい現実に遭遇、裾が擦り切れているパンツだとか、色があせているパジャマだとか、ついでにいろいろと処分しました。捨てる哀しみあってこその買う悦び。よし補充するぞ!と夕飯の買出しがてら洋服売り場を物色し、白い春用のジャケットを衝動買いしてみる。物が増えることがストレスを生むアタシでも、2つ以上捨てて1つだけ買うパターンならば結果は減なのでストレスにもならずよろしいようです。
4月上旬の陽気の今朝は白いジャケットに身を包み「春をさきどりさ〜」とうきうきと出勤したまではよし。そのときにまたしても、ふと、と。
「あ、アタシってば全身がヨーカドー…」
そうです。ジャケット、セーター、パンツ、靴、カバン。アウター5拍子が足並み揃えてヨーカドーで購入したものなのでした。バブリーな時期にあつらえた、BEAMSのセーターも、プランタン銀座のDCショップで買ったブラウスやパンツも、松屋の靴やカバンも、全てがいっせいに老朽化あるいは流行おくれになり、あっというまにY色に染まっていく・・・なんか、
「ムナシイーーーっ!」