『デイ・アフター・トゥモロー』

地球温暖化がなんで氷河期に? 北極の氷が大量に溶け塩分濃度の低下によって地球規模で海流が変化し、異常気象のあげくに氷河期が訪れるものであるらしい、ってそのへんの説明は映画で見てください。よーわからんがそーなるらしいです。で、TheDayは突然現実のものとなり、雹に津波大寒波、数日で北半球は氷付けになり生命の存続は不可能に。人類(ってかアメリカ合衆国だが)の命運やいかに!?というパニック巨編。
おもしろかったけども、はらはらどきどきが苦手なアタシは2箇所ほど早回ししちゃいました。なら、こんな映画借りるなよって?ごもっとも。NYを津波が襲うシーンは圧巻。スマトラ沖の津波もおそらくはこんなだったんだろうなぁ。怖すぎ。
映画を見るとすぐにその世界にはまり込んでしまうアタシは、すぐに「もしも明日日本に氷河期が来たらどこに避難すればよいのだろうか」と不安に駆られていろいろと考え込んでしまいました。そのせいで今日はちと寝不足。
日本の建築は地震には強いけれども、石造りの堅牢な建物ではないので、寒波には弱そう。暖房だってガスや電気がとまったらアウトでしょ。暖炉なんてどこにいきゃあるんだよ。地下鉄の構内に逃げ込むと言うのはどうだろう。食料は…などなど。でもね、くよくよ悩んだってはじまらんのです。だって日本はたぶんおそらくどこにいたっておんなじこと、おそらく富士山を残して水没しちゃうんじゃないでしょうか。
この映画のいちおうの大団円の後には世界規模の食糧危機が待っているはず。もしも氷河期がくるのなら、マイナス数百度の寒気で瞬間凍結しちゃうというのが理想です。ムリして生き延びてもつらいだけかも、なんてね。
さて映画のフォーカスは一人の男とその息子へ。氷結したNYの図書館に閉じ込められた息子の救出に向かう気象学者の姿を描く。とりあえずオレの家族だけは助けるぞ!とばかりの無分別で周囲まきぞえの行動が吉とでるのはひとえに映画ゆえ。でもまあ家族愛があるからこそ人類は存続可能なのです(なのか?)。
さて『デイ・アフター』、DVDが今ならamazon.comで900円で買えるみたいです。900円なら損はないかと。
追記:息子役のジェイク・ギレンホール、どっかで見た顔やが…と思っていたら判りました。『遠い空の向こうに遠い空の向こうに [DVD]の主役の子やったんやね。『遠い』は小品ながらも佳作でした。