ドラマ『87%』


おーいR子、ちゃんと続けて見てるかー?*1
ちょっとちょっと来週最終回だよ。本編後の予告編がものすごく気になる展開を暗示させててイヤンなのだよ。
晶子の腰の痛みは子宮やリンパ節への転移なのか!? 飛行機に乗ってどこかへ行っちゃう黒木医師に、「私は5年でも何年でも待ってますから」という意味深な晶子のセリフ。シーン変わって雨に打たれうずくまって泣きまくる黒木…ええっ、どどどどーいうことっ!?
ここでアタシの脳裏でにわかにクローズアップされたのが、タイトルの「私の5年生存確率」の部分、そう、視聴者からのクレームで削られちゃった部分ですね。もしやこれは5年後の再開を期していったん別れるということつながりの5年後なのかと。で、黒木があうあう泣いているってことは87%じゃないほうにころぶってことなの?なの? ああ、もうアタシは不安で不安で、どーなっちまうんでしょうか。実際の晶子の5年後は脚本家の舌先三寸(筆先か)にかかっているわけで、アタシが悩んでもどーしようもないことはわかっているんだが悩むー。ああ、悩ましい87%。
今週のベストシーン。ドラマでは終始深刻な顔ばかりみせていた黒木(本木雅弘)が子どもと一緒にゲームセンターで破顔一笑したとこも捨てがたいけど一歩及ばず。いっけい元所長に自分が癌であると告げるシーンも、黒木ファミリーで娘の死を自覚させるシーンもよかったね。でもベスト1は、[晶子失恋で号泣]シーンです。
黒木に告白しようとしていた晶子が看護婦に先にコクられているところを目撃してしまい、ああ、あんなかわいい子(酒井若菜)が告白したんならアタシ(夏川結衣)なんて太刀打ちできないわっ(いや、そんなことないっすよ)と、ひとりで結論を出して失恋したと思い込みファレスでやけ食い。かけつけてくれた友達の前で「アタシみたいに30過ぎで子持ちなんか好きになってくれるわけないものっ」(いや、そんなこと…)とぼろぼろ泣いちゃったのを、「ちゃんと告白したほうがいいって。かっこわるいのがかっこいいんだから!」(そーだよね、うんうん)といさめる友達(杉田かおる)。いいやつー。そして友達(杉田他1名)が一緒に泣いてくれたシーン。よかったねぇ。
ん、かけつけて「くれた」泣いて「くれた」って…アタシってばすっかり晶子に自己投影しておるようですな。黒木よ、アタシはあんたを信じてるからね。晶子ちゃんの気持ちを無碍にしちゃあかんよ。アンタはこれまでさんざんおもわせぶりな態度をとってきたじゃんか。
ああ、それにしても気になる予告編。まあ気になってなんぼの予告編ってもんで、これで蓋をあけてみれば黒木号泣シーンは、実は黒木が妻を亡くしたときの回想シーンだった、とかいうオチがまっていたりするのかも。ちくしょーめ、アタシはそういう編集トリックになんどだまされたことか。でもいいの。こういうダマシは何度でもして。

*1:これはR子へのメールとして途中まで書いておいて、こっちに載せることにした文です