ドラマ『特命係長・只野仁』


くっだらねー、無意味なエロで視聴率を稼ごうとしている前時代的深夜番組(ドラマ)とバカにしてちゃいかん。いや、アタシも最初はバカにしてましたがつい見ちゃったら、なんか金曜日の夜のお楽しみになってしまいました。今、ドラマで一番楽しみにしているドラマは『相棒』のつぎがこの『只野』だったりします。おお、どっちもテレビ朝日じゃん。
女のバストが大写しになったり、ベッドシーンがあったりとかいうのはどーでもいいの。しゃーないなァ、アホやなァ、とほほえましく見ております。女のアタシが悦ぶ(!?)エロは、只野巨根ネタとかですかね。ああ、書いていてかなり恥ずかしい…。
克典は普段はさえない瓶底黒縁メガネのもっさり窓際リーマンだが、しかしてその実態は社長の特命を受け悪の組織と戦うヒーローなのである! ダダダダンっ。只野のパシリとなって働くのが永井大。そのずっこけコンビのやりとりがおかしい。精力も腕っ節もめちゃ強い(という設定の)克典と、どっちも超情けな〜い(という設定の)永井という役回り。たとえば…そうね、毎回1度くらいはサービスシーンかどうかわからんがこの二人がサウナに入っているシーンがある。もちろん上半身ハダカっ!(悦べ) 二人で並んで座り捜査の進捗などを真剣に話す場である。でもときどきサウナに入ってきたオカマちゃんがふたりのもっこりをみて克典にむかって「大きいわ〜」とうっとりし、永井に対して「ふんっ」と鼻で笑って去っていく。思わずタオルを持ち上げ比べてみて、トホホな永井大。「ま、大きさよりも性能ですよね」、すると突然克典のタオルがポップする。シティハンターもっこりシーンの実写版だが、タオルさえぶっとぶなんて、もやはもっこりどころか…。ああ、なんだか説明するのがイヤンになってきましたわ、おほほ。ま、ここは「おおっ、そんなアホな〜」と笑っておくシーンです。こういう下ネタ系で笑えるかどうかが、このドラマを楽しめるかどうかのボーダーライン。
あとアタシのお楽しみは、克典のハ・ダ・カ(はーと)。なんちゃって。って、おいおい、アタシってば言うに事欠いてなにを…魂のボーダーラインまで踏み越えちゃったのかと。いえ、違います。毎回じゃないですけども悪の軍団とジャッキーチェンばりの格闘シーンがあって、そのシーンになると克典がいきなりもろ肌脱いで、上半身のすげー筋肉美を披露してくれちゃうのですね。あんたソレどうしちゃのってぐらいのそりゃもうすごい鍛えぶりで、胸の筋肉も動かせる。ジャッキー映画で映画開眼したアタシですもん、ちょっと惚れます。んで、強いんですわこれがまた。ピストルをむけられてもひるまないの。いよっ、スーパーヒーロー只野仁っ!
なんだかね、見ているうちに高橋克典の本気(マジ)演技に惚れちゃいそうになるのがこのバカエロドラマなのですわ。必見。くっだらねーのはくっだらねーんですけどもね。