エビフリャー


今夜はフライな気分、フライならお惣菜が手っ取り早いでしょうとスーパーへ。ねらいはコロッケかメンチカツ。ところが…なんでだぁ!庶民の味コロッケが大して大きくもないくせに1個130円するだなんて。デパ地下の北海道十勝肉じゃがコロッケならまだしも、ただの男爵芋スーパーコロッケなのに。「コロッケなんざ1個50円、3個で100円だろうっ! 山盛りにされたコロッケ。『母ちゃん、今日もコロッケかよ〜』と嘆く貧乏家のガキ」と、アタシのコロッケ心象風景は古きよき昭和のままなのでそんな気取った値段のコロッケは受け入れがたし。うおおお、ハムカツもハムのくせに150円だと! んなたけーハムカツが食えるかっ! と、さらに心のちゃぶ台をひっくり返す。ああ、それもまた昭和の残滓か星一徹
でも味平なアタシはいままでとは違う。自分でつくろう〜♪とすぐに天然エビ(大)解凍を購入してほくほく。エビフライを作っちゃったのでありました。オリーブオイルで揚げる天然大エビ。いやこれがおそろしくうまいのなんの。白くてぷりっぷり、噛むと適度な弾力にまずうっとり、白い綺麗な身がほぐれ、新鮮なエビの香りとジューシーな甘みっ。えびふりゃー、うみゃーっ!! 突如名古屋人化してしまうアタシ。だってうみゃ〜いんだもん。白いほかほかのご飯でいただくフライって激うま。アタシは中濃ソースとマヨネーズをいっしょにつけるのが好き。カロリーは気になるがマヨの酸味でよりいっそうメシがすすむんだよね。
美味いものには感動あり、しみじみ思ふ冬の夕暮れ。