寒い週末、バーゲンで心は燃えた


クソ寒い中、ひさしぶりにバーゲン熱に火がともり、銀座やら近場のショッピングセンターやらめぐりをしておりました。
バーゲンで元値と割引価格の差額を目にするとどうしたって理性はぶっとぶ。1万円のものが50%オフとか書いてあると、今買うと5千円得なんだ、買わなかったら5千円損しちゃうんだ、という錯覚におちいって、おちた穴の中でぐるぐると回りだしてしまう。まるで回転する輪の中を走り続けるハムスターのように。そーいう無駄なループ消費に走らないようにとなるべくバーゲンには近寄らないようにと注意深く暮らしていたはずなのだが、金曜日の夜にうっかり足をむけた「キャトル・セゾン」で以前にちょっとイイナと思っていたひざ掛けがバーゲン対象になっていたのをみつけたのが運のつき。もういかん。ああ、どうしよう〜とその周りをうろちょろして、とうとう手にとってレジへ向かってしまったのである。その間、頭の中ではひっじょーに明確な天使と悪魔のせりあいがくりひろげられ、天使さまの「ねえ、ひざかけならちゃんと持っているじゃないの。しかも2枚も。それだけあれば足りるでしょう? いらないと思うわよ」という声はささやきで、悪魔の「だって安いんだモーン。今買わないと二度と手に入らないよ。ほれほれ〜」という誘惑うりうり攻撃のがぜんぜん大きくて、「おっしゃ、買う。買ったるで!」と。はあぁ〜。
んな調子で「私の部屋」でも箸置きや皿などを買い、デパートで西川のシール織綿毛布を買い、ヨーカドーでも・・・気がついたらずるずると地獄への階段をひた下っていたのでありました。トータルでかなり買いましたよ、ええ、無くても困らない、つまりはいらないものばかりを。そんだけいらないもんを買ったらそろそろ懲りただろうと思うのに、思いたいのに、いまだアタシの熱はおさまっておらないのが不思議なところ。おそらくは天使の諌言に耳を傾けてしまったために買い損ねたフィスラーの鍋やらかわいいお皿やら素敵なクロスやらへの満たされぬ想いがあるために、そうした欲求を抱いてもんもんとしているアタシなのでしょう。まるで尻に火がついたみたいに「行かなくちゃ、行くのよ!」と気がせいて、そうなったらもうちょっとぐらいの寒さじゃ止まらない。ああ、今日も銀座で途中下車しちゃうのかしら…。
ドラマあれこれ(3)をご期待のお方がもしもいらっしゃれば、すみません。土日はバーゲンに夢中でドラマはひとつも見ておりません。あ、『特命係長只野』はちょっと見たけども、あれはエロやね〜。さて今日は『不機嫌なジーン』。これで1月のドラマは全部かな?