紅麹百年酢


先日『スパスパ人間学!』*1で「黒酢、それも2年以上熟成されたものが血行促進によい。一瓶でだいたい2500円以上するものが目安です」なる情報を仕入れた。正月に実家に帰ったとき、母が、「血流が悪くて足が痛いので、血行がよくなるような薬を飲んで今は少しはましになったけれども、一時期は歩けなくなるかと思って気力がなくなったわよ」と嘆いていたのを思い出した。
去年八ヶ岳に行った際にペンションのオーナーに試飲させてもらったお酢がある。これを飲んでから手足の先まであったかくなって、調子がよくなったというようなことを言っておおいに推薦されたが、別にオーナーがそれを売りつけるという商売をしていたわけではない。真っ黒で赤いラベルがはってある瓶からそそいだ琥珀色の液体をお湯で少し薄めて飲んだ。ふうん。美味いとまでは言わないが、お酢のつんとくるすっぱさはなく飲みやすかった。慣れると美味いと感じるようになるのかもしれない不思議な味だった。
母親に何を買えばいいかとふと思ったときにそのときのことを思い出した。アタシ自身では健康にそれなりには気をつけて食生活に気を配っても、とりたてて健康食品系を購入してとまでは考えない。なのでそのときは「ふうん」と思っただけで終わった。一瓶で3000円ぐらいするといわれたのも、ふうん、の一因であったろう。
アタシの10倍くらい健康で風邪知らずな友人Pさんはいたく興味をしめし、いつもの習慣で手帳に商品名をメモしておられたようであった。すぐにPさんにメールを打つと、「紅麹百年酢。カタログハウスで購入したとおっしゃっておられた」との即答を得た。頼りになるやつである。ちなみにPさんは最近ではプロテインやらコエンザイムやらも入手しておられ、ポリフェノールたっぷりの赤ワインは大量に摂取している*2が、彼女の健康はそういった健康添加物のせいではなく、もともと頑丈に生まれているんだとアタシは見ている。
なるほどカタログハウスかと、アタシはすぐにカタログハウスHPhttp://www.cataloghouse.co.jp/*3へ行ってネット通販しようとした。するとネット通販するためには会員登録が必要で、会員登録するには通販生活を購読する必要があるということが判明した。な、なにっ! 欲しいもんが決まっているんだからそんなもんはもう買う必要ないやんけ〜。そこで思い出した。そういやアタシは某通販会社に勤務していた10年ほど前に敵情視察と称して通販生活を1年間だけ定期購読したことがあった。掲載されていた商品はどれもやぼったいが、コピーが巧みで理があり説得力がある。値段との折り合いがつかなかったので当時購入には及ばなかったが、なるほど性能は良さそうだとかなり説得されかけた。はて、もしかするとあのときのアタシの個人情報がまだデータベースに生きているかもしれん。いちおうweb画面から会員番号の問い合わせを行ってみることにした。それが金曜日の23時過ぎ。問い合わせ確認メールには、

  • 現在のご登録内容を確認させていただいた上で、折り返しお客様番号をご連絡いたします(土・日・祝日休み)。

とあったので結果がわかるのは週明けかと思っていたらなんと翌朝10時にはお客様番号がメールで届いていた。すごいじゃん、カタログハウス。しかもちゃんとアタシのデータは残っていたようである。すごいじゃん、カタログハウスぅ〜。
感動したのですぐに注文することにした。やっぱカタログハウスは高いのう…一瓶3990円(内税)+送料350円で4340円かトホホとびくつきつつも、母ちゃんのためならえんやこーらっと購入決定ボタンをクリックしたのであった。母ちゃんのお口に合うとよいがのう。効けばバンバンジーもとい万々歳、効かずとも少なくとも気持ちだけは喜んではくれるじゃろう。母からなにか感想が届いたらまたここに書くつもりである。

*1:TBS系木曜18:55〜爆笑問題司会の情報番組

*2:ワインは健康のためというよりも、ただの酒好きであるがゆえである

*3:カタログハウスのHPに行ったらぜひB面の「かわうそアニメプレイバック劇場」を覗いてもらいたい。なかなかいいツボをついてくれるぞよ