西村京太郎著『七人の証人』

誘拐され孤島に軟禁された7人と十津川警部。7人はある障害殺人事件の裁判で証人となった過去がある。事件の真相を解く役目を負わされた十津川の前で新たな殺人が発生し…古典的孤島ミステリ十津川警部シリーズ。
西村氏なのに時刻表がでてこないとなんか違和感。しかも語り口が古いし、と思ったら1970年代の作品のノベエルズ再録でした。緻密な証言の再考から、最後にぱっと新たな事実の道筋が生まれるところは今読んでも面白いし、うーん、巧いねぇ。