十勝ときたら小豆じゃないの!?


明日から3連休。季節外れの台風到来を理由におこもり準備と称して無印良品でこわれ揚げ煎餅と人形焼を買い込んだ。かりんとうの黒糖の香ばしさも捨てがたいがちょっと甘すぎるかな、オレンジバウムも試してみたい、あら人形焼もあるのね、アンコの詰まった人形焼で熱いお茶をずずずずず、うーん、よいわ、よいわ〜。などと選ぶ最中に食べているとこまでシミュレートしたせいで、明日といわずにすぐにも食べたくなってしまった人形焼。だったら明日まで待つ必要などどこにある。夕食後のデザートにちょっとつまむことにしました。
では、いただきまーす。うふ、パクっ、ん?…んーおかしいぞ。なにがおかしいって、あんた、アンコが入ってないんだよ。なんでなんでアンコが入っていないんだ? ハズレですか。そりゃたくさん焼いているんだろうからたまには1つぐらいはハズレもあるか。気をとりなおして2個目を、パクッ、…んんン。。。ま、またハズレっ? いくらなんでもおかしい気がしてきた。アンコには十勝小豆を使用していると、確か袋の表面に表記されていたのに。無印不良品かよ。もう一度、疑惑の人形焼の袋をチェック。
「ほらね、ここに『十勝産小豆を使用し、甘さをおさえて仕あげました』って、え? 十勝産小……え、十勝産小麦粉っ!? マジか。詐欺じゃん!だまされたっ!!」
そうなのです。袋の表面には十勝産「小豆」ではなく十勝産「小麦粉」とはっきりくっきりしっかりと明記されていたのでした。しかも商品名も人形焼きでなくて人形カステラ…うーむ。
これはどうあがいたところで「騙された」というレベルの問題じゃないな。自爆である。まさに思い込みの怖さって奴っすね。「人形」という文字を見た時点でアタシのボラ目に「カステラ」の文字は映らず。さらに「十勝産」とくればその下の句は「小豆」だろうという先入観が誤解をさらに強固なものにしたのであった。ミニドラ焼きか人形焼か悩んで人形焼(ってカステラでしたが)にしたのは、アンコが食いたい気分だったからなのに。
あー、ショック。騙された〜。いえ、アタシが全部悪いんですが。無印不良品なんて疑ってすみません。ぐすん。でもなあ、やっぱ解せん。なんなんだよ十勝産小麦粉って、十勝といえば小豆だろうが…ぐちぐち。