ラッシュ一休み


別に律儀に連日オリンピックのことを書くつもりなどなかったが、あまりにも毎日書くことがあるもんで書き続けた。なんでこんなに毎日メダルをとるん? 日本人の選手はいつのまにそんなに国際レベルになったん? 今回のオリンピックは欧州での人気が低いらしいとある人がのたもうた。ふとアテネの観客席をみると、たしかに空席がめだつようである。テロ厳戒で入場規制がすごい(らしい)ので、それならテレビで見ていたほうがいいやと思っているのか、あるいは夏休みなのでリゾートへ行っちまっているのか。施設工事が間に合わないとの情報も「足を運ぶ気」を喪失させるのに一役かったやもしれず。確かに屋根ができるはずの会場で屋根なしってのはつらいよね。トイレが流れなかったりするかもしれんし(いや、これは憶測です)。しかしもったいないのう。なんて言ってみるアタシは日本でオリンピックをやってもテレビでいいや派ですがね。
さてこの合間になにを書こうか。昨日の話題は日本人的にはなんといっても長島ジャパンでしょう。まず成績を振り返ると、
予選 

  • 8/15 対イタリア 12−0 ○
  • 8/16 対オランダ 8−3 ○
  • 8/17 対キューバ 6−3 ○
  • 8/18 対オーストラリア 4−9 ×
  • 8/29 対カナダ 9−1 ○
  • 8/21 対台湾 4−3 ○
  • 8/22 対ギリシャ 6−1 ○

準決勝

  • 8/24 対オーストラリア 0−1 ×

三位決定戦

  • 8/25 対カナダ ?

周知のことなんだろうが、オーストラリアには2回連続で負けたのだね。試合前に「豪州になめられた! 決勝トーナメントでキューバを避けて日本とあたるために予選最終戦をわざと負けた」なんてことをスポーツ新聞に書かれ、中畑ヘッドコーチは「借りを返す」、高木コーチは「返り討ちに」なんてことを言って気炎をはいておりましたが、結果は…。ってかさ、打てよ、打撃陣!と思うよな、誰が見たって。松坂があんなにがんばってたのに、ラスト2回もパタパタと打ち上げちゃうし。せめて転がして走れよぉ〜と思ったね、あたしゃ。転がしてミスを誘発させるってのもありでしょう。オーストラリアの選手ってこれが五輪なのか?と思うようなミスしてたよね。お見合いとか。いや、日本チームもやってたのか、知らんが、まあ即席チームだから仕方ないけど、そこにつけこめよと。でもホントはそんなせこいこと言いたかないよ。普通にかーんかーんとミートしてくれりゃいいのだよ。ああ、イチローがいたらなぁ…。谷選手もさ、夫婦で金をめざしてたんだったら打ってくれよ、「谷で金」か「谷が金」かの違いがわかるか!?と、ちと厳しいことをぐちぐちと。はは、まあね、好不調はありまんがな。
ところで長島ジャパン。なんでいつまでも「長島」ジャパンなんでしょう。ソフトの「宇津木ジャパン」はわかるのだが、女子サッカーなんて「なでしこジャパン」ですぜ。あれ、男子サッカーは??? ま、いいか。さて。長島さんが現役だったのは1958〜1974年。燃える男・長島だったのはもう30年も前の話なのだね。今回オリンピックに行った選手で長島さんの現役を知る人はおらんだろう。監督をしていたのは2回で共に巨人1975〜1980年と1993〜2001年。メークドラマは1996年。そりゃ日本の野球界の大スターなのでしょうが、監督として今回はどれほどのことをしたのやら。なんて書くと罵倒されるんでしょうか。なにせ不可侵の地位協定みたいなもんがありそうだからして。監督として公務を続けられないとなった時点で完全にほかの監督に引き継いで身を引くべきだったんではないだろうか。中畑コーチがいるとしても、監督不在のチームでは選手も少し気が緩むのではないでしょうかね。中畑コーチや、野球チームを後押ししているお歴々たちにとっての「長島」の名が関された旗を仰いでの「ふぉーざふらっぐ」と、30歳未満の選手たちにとっての「for the flag」。選手にはお年寄りが感じるほどの威信はないと思うのです。そしてオリンピックという場を私物化しないでほしーなという気もするのです。ああ、こんなことを書いて、くわばらくわばら。
がんばれ、長島ジャパン!
※追記:ながしましげおさんは、「長島」なのか「長嶋」なのか? 本人すらも両者を使い分けていた(単に彼の中では「嶋」の略語は「島」という認識だったのかもしれん)ようなので不明らしい。