金の斧・銀の斧・銅の斧


20(金)

21(土)

22(日)

23(月)

3日ほど夏休みしている間になんじゃこりゃー!なメダルラッシュ。ああ、もう4日分もフローできない。いちおう上に一覧してみたけれども抜けてないでしょうか(不安)。全部はコメントできないので、ちらほらと。
柔道の塚田さん、表彰台にあがるまえのへの字口と、あがったあとの満面笑顔の対比がかわいらしかったです。そのギャップがよい。まるでトラック運転手のような鈴木さんですが、優勝決定後のコメントにずいぶんと落ち着いた賢げなコメントでした。「超うれしいっす」みたいな一言も硬軟のバランスをとっているようでそれさえも賢げに。
柴田選手の800mは見たかったが、その後のVTRでも最後のゴール寸前あたりしかやらないのが残念。「解説者は最初の200mくらいまで『山田がいなくて残念』と愚痴り続けていた」との話を聞くだに、なんて失礼なと思いつつも、そういう情報をくれた人自体が、マラソン野口の金を知ったあとですら「それでも高橋の走りをみたかった」というコメントをする。期待値あるいはスター性というのを一度個人にぶらさげたなら、後はなかなか融通が難しいもんなのでしょうなあ。その最たるものは野球の「長島ジャパン」ですが、これは後ほど。大方の予想を裏切ってアナウンサーを「柴田がたいへんなことをしようとしている!」と驚愕して叫んでしまうようなレース、ああ、最初からみたかった。いや、この際は聞きたかったというべきか。解説ならびにアナウンサー諸氏の認識の変遷をナマで聞きたかったっすね、ホンマニ。
土曜の夜は友人宅へ泊まりで出かけていたので、深夜5時近くまでテレビをみてました。もちろんオリンピック。主にNHK−BSをずっとつけていて、ちゃんとライブでみれたのは自転車スプリントのみ。普段はほとんど見ることのない競技なので、楕円形トラック(というのかしら?)の上と下(つまり半周離して)スタートさせて、タイムを競うというルールもなかなか目新しくて面白かった。ちと、へんなルールと思ったのが、タイムなのか競争なのかはっきりせいやということ。だって最後にドイツとイギリスが走るというときに、その前に走った日本チームのタイムとそのレースで勝ったほうのチームのタイムとを比較して1位と2位が決まるというので、結局日本が2位になったのだが、そのときのイギリスチームのタイムのが日本チームのタイムよりもやや速かったんだよね。でもドイツに競り負けたからダメなの。なんか納得がいかないルールだなあと思ったですよ。あとさ、競輪選手ってプロよね。どこまでプロがでていいのか、今のオリンピックのルールってますますもってよくわからんごとなりました。「アマチュアリズムってのは死語だな」とは友人の弁。まあ、アマチュアリズムは死語だけれども、フェア精神さえ死んでなければよいのだ。
そうそうNHK-BSを見ていて、競泳男子リレー金!を知ったのはテロップでだったんだ。中継は地上波NHKでライブ放映されていた。それなら一言教えろよ!とNHKをどつきたくなりました(このことはどうしても書いておきたかった)。
ヨットはまったく映像も写真もないままに事実だけ紹介されて、どこでもやっとりゃせん。もしかしてカメラすら入っていないのでは!? しかし朝日新聞朝刊には幻の轟選手と関選手のガッツポーズが。ああ、カメラぐらいは入っていたか。しかして中継も入ってたようで、翌日の午前中にBSで。中継をみていても、青い空、青い海、白いヨットがぷーかぷか、なにやら環境ビデオのようで、これを夜中に見ていたらすぐに眠りの淵に沈んでいたことだろうなあと。解説も「ええと、日本のヨットはたぶんこのあたりにいるんじゃないでしょうか」みたいなアバウト感も味わいありでした。
さてマラソン女子。前日の寝不足がたたってふらふらするので夜8時に布団で本を読んでたらいつのまにかぐーぐー。起きたら夜の11時過ぎ。ちょうどマラソンが始まるからと起きてライブで観戦。起きてはいたのに最後の野口のゴールインはなぜか見られず。ちと喉が渇いたのう、とお茶を汲みにいっていたらその間にゴールしておりました。そういえば男子柔道100キロ超級の鈴木の試合も見ていたのに、実は余所見をしているうちに1本が決まっていたんだよ。競泳男子リレーもみれなかったし、あまり決定的瞬間をみる運がないのかも。
しかし、マラソンはのう・・・普通見逃さないよね・・・。野口選手、150㎝しかないのか。アタシより小さい。アテネの気温スタート時で35度超え、ゴール時点で40度、しかもあのアップダウンは…過酷すぎじゃ。死人がでなかったのが不思議なくらい。
レスリングの浜口選手。なにはともあれ銅メダルとれてよかった。メダルなしだと、父ちゃんにボカスカやられちゃいそうだもん。あんまり追い詰めると、この後いきなり髪を伸ばして「普通の女の子になる」なんて言い出しちゃうかも。浜口父ちゃんの狂乱振りがちと痛い。
あ、長島ジャパンについて書いている時間がなくなっちゃった。まあいいか。どうせ順当にいけば野球もなにかしらメダルを獲るだろうからそのときに。