足の裏はやめて


夏場はタオルケットの代わりに大判のバスタオルを掛けて寝ている。こうすると首から足首までの長さになり足先だけがはみだす、それが気に入ってそうしている。腕もちょっと体から離すとすぐに外気にふれて、温度調節が楽だ。しかしそのせいで昨晩はえらい目にあった。深夜1時すぎの寝入りばなになにやらイタ痒くて目が覚めた。場所は足の先。しかも両足。たがいちがいに足をかきかきしたがどうにも止まらず、痒さは悪化するばかり。急性水虫か!? 患部を診るためにやむなく天井灯ともした。いったん明るくしてしまうと目が冴えてしまうのでぎりぎりまで我慢していたのだが仕方ない。すると左の足の裏と中指、右足の裏の3箇所がぷっくりと白く膨れていた。乱暴にかいたせいで、中指は全体的に赤く腫れてさえいる。なんだ蚊かぁ…。蚊に食われて痒いのは蚊の唾液に拒絶反応が起こるから、という講釈が頭をよぎった。くそ、蚊め、唾液さえ残さなきゃ、いくら血を吸ってくれてもかまわないのに。おかげさまならぬ蚊さまのせいで本日は寝不足なのである。