めざめよ英語脳


今日から新しい客先へ出勤。外資系なのでどこからともなく英会話がきこえてきたりして、あら、ちょっと新鮮。素敵かも。でもそういうふうに思っていられるのは、他人事のうちだけさ。「今日はこれでも読んでいて」と渡されたマニュアルがすべて英語ばーじょんだったときにそんなノンキじゃいられないなとびびりはじめたアタシ。そもそもマニュアルなんてもんは日本語で読んでても眠くなるようにできているちゅーに、オレにどうしろっちゅーんじゃー。
救いはレギュラーコーヒーがタダで飲めること。少しは景気が回復傾向にあるとはいえいまだせちがらいコスト削減のご時世で、さすが治外法権外資系(って違うか)、抽出時に濃さの指定まで可能なのである。そりゃもう、ガンガンに濃くして飲みまくり、そして当然ながら夕方には胃もたれという結果に、うはは。
さらにもう一つのプレッシャー。トップは外国人。米国人(たぶん)の彼はとてもフレンドリーで部下のフォローにも熱心。フットワーク軽くオフィスを周回し、目に付いたスタッフに声かけサーフィン。いや、それはとてもすばらしい、すばらしいことだと思うんです。が、思うんですが、でも英語なんやもん。たのんます、アタシのとこに来ないでね〜。ところが、そういう風に内心で連呼すればするほど、外に向けては逆に「こっちゃ来い」の擬似餌をまいていたりするもんなのですね。
Hi, S-san! Nice to meet you!!
ぁぁぁ、そんなに明るく話しかけられても、そして仕事の詳細についていろいろと話してくださっても、こっちはもうアワアワしちゃって、
Nice to meet you...
としか返せない哀しみにずぶずぶずぶ。
あいむそーりい。アタシの頭の中の英語脳が目を覚ますまで、もうしばらく猶予をくだせい青い目のお代官様、と心の中で手をあわせておりました。