やらないよりマシなのでやる


ゆえあって、月曜日からNHKラジオの「英会話」と「ビジネス英語」を聴きはじめた。数年前にも、十年前くらいにも、そのまた昔には「基礎英語」なんぞも聴いていた。語学意欲にかられる時期はとびとびにありながら、どの時点でも意欲とともに習慣までもいつのまにか消滅し今日にいたっておる次第。今回も消滅するのは自明だが、なにもせんよりはマシだろう。せめて半年はつづけたいものだ。
さて月曜日、ラジオ番組を2つ立て続けに聴き終えて、わりとリスニングはまともにできることを発見した。長年、趣味で映画を見続けた効果はあったようだ。あな嬉し。気分を良くし、続けてNHKテレビの「英語でしゃべらナイト」も見た。英語づけの一夜である。
英語でしゃべらナイト」はぜんまい仕掛けみたいなちんまいNHKアナ松本氏と、実は賢い釈由美子、そしてネイティブ代表でパックンマックンのパックン(?)が司会進行する、英語を愉しむ“トークエンターテインメント”番組だ。これはいままでにも何度か見たことがある。なかなか面白い。大胆な企画も愉快だし、意外な大物ゲストがさりげなく登場する。5月31日の放送では、鈴木杏が代官山デートに誘い出していたのは『シックス・センス』の天才子役ハーレイ・ジョエル・オスメント綱島郷太郎(俳優)が突撃インタビューする相手は「目で妊娠させる男」ベニシオ・デル・トロだった。かなりな大物揃いでしょう。ところが、代官山のカフェに置かれたオスメント君はふつーの(正直にいうと、ちとぶさいくな)小柄な男の子、ベニシオ氏も「目で妊娠」の異名はいずこ? 穏やかなわりかし普通のおっさん、なんか、いいひと〜な風情。画面から伝わるのは、オーラよりも親しみなのであった。海外芸能人のオーラを削いで、ついでに英語に対する恐怖心をも緩和しようという意図かと深読みしてみたりもし。
おっと、そろそろラジオ講座の時間だ。では。