藤堂志津子著『男と女の肩書き』


女30歳、銀行勤務8年目、独身、後輩社員らにウラバンと称され大ショック。総合職への転身を打診されながらも普通の結婚退職への夢も捨てがたく、といってとりたてて焦りも欲もない。さて…。
仕事も恋もうまいこと帳尻があうようなできすぎ感はあるけれども、世の中うまくいかないことのが多いから小説はこういうのがよいのかも。楽しく読めるしね。だからハーレクインみたいに癖になるんだよな藤堂志津子本は。