本日のよろこびごと。(839)

甘エビの素揚げ


減塩の おかげか否か 朝のうだうだ(喜)
他の物を目的で訪れたはずのスーパーで余計なものを買ってしまうというのは人間のサガです、しょうがない。この日もお総菜コーナーの横を通りすぎようとしたときに鼻をくすぐるなんとも抗いがたい香ばしいにほひ…ああっ、甘エビの素揚げってなんであんないい匂いがするんでせう。おかずが足りていることぐらい理性ではわかっちゃおるにもかかわらず、カゴの中には海老ちゃんがちゃっかり鎮座。海老ちゃんは何もしていないの、ただそこにいただけ。ただそこにいただけの海老ちゃんといえば『ドクターX』、

  • 『ドクターX』最終回の話

ずーっと面白かった、そして最終回はさらに面白かったドラマです。主役は米倉涼子だけれど、陰の主役は文句なしにエンケン演じる海老名教授だね。あらゆる伏線をすべて肩すかしでかましつくした海老は、最後の見せ場でさえ便所で逡巡しすぎて体たらく道を貫いた。ホント、とことんぶれない脇役キャラだよ。そんで棚ぼたっつーね。これぞまさに絵にかいたような棚ぼたで主任教授っていうね。あ、ネタバレすんません。
愛すべき海老の脇役大賞に待ったをかける思わぬ伏兵・鷹野の怒涛の潔さもかっこよかったねぇ。海老ちゃんとは真逆の決める時は決める、“けつをまくる男”がこんなにもかっこいいものだなんて惚れるぜ。
毒島の登場やら、晶さんの抱擁やら、ラスボス古谷一行登場による次回作への予感にときめき、あれもこれもどれもそれも盛りだくさんで欠けるところのない見事な最終回でありました。あっぱれ!
話を元に戻します。

  • 甘エビの素揚げの話

素揚げは頭から尻尾まで余すところなく味わえる。身はほくほく、殻は香ばしい。頭を口にほおばれば濃密なとろりとした甘みにうっとりとトリップしかけ、「ああ、なんて残酷でえげつない食い物だろうか」と唸ってしまう。とにかく全身がウマい。そして栄養も豊富。なにが豊富かっていうとよくわからんのでググってください。カルシウムが結局吸収できるのかできないのか、ググりすぎてよーわからんかったけれども、とりあえず栄養素タウリンは血中コレステロール値を下げ動脈硬化を予防し、まわりまわって高血圧にもいいのは本当らしい。
「おおっ、高血圧にもいいのかっ、なんてタイムリーですばらしいの!」
減塩生活を初めて数日のアタシは喜んだ。でもそんな素揚げの味付けは塩。
「塩かぁ塩だよね…もしやプラマイゼロ?」
いやいや、さにあらず。ウマいということ、それが一番大事なんす。