本日のよろこびごと。(711)

手作り餃子


幻の 姑にいびられ 餃子包む(喜)
ひさびさの更新〜♪

  • 餃子を手作り

キャベツが丸ごと一個あると毎回ロールキャベツを作らなきゃという気にさせられる。確かにロールキャベツは大好きだけど、別に毎回でなくてもいいじゃんと思う。だけど、
「今こそ作らなくては、今作らないでいつ作るの? 作りたいときにキャベツなしというじゃん」
と妙な焦りに囚われてしまうのだ。今日も冷蔵庫にキャベツが丸ごと一個。頭の中には、
「ロールキャベツにしなきゃ、ロールキャベツにしなきゃ」
という指令がこだましている。そのせいで千切りにしたくても、包丁を入れて真っ二つにすることもできやしない。だから今日こそはとスーパーに挽肉を買いに行った。物色しようとした挽肉売り場では店員さんが品出しをしていて近づきづらい。早くどいてくんねーかなぁと思いながら、用のない棚の一隅をなんとはなしに見ていた。たまたまそこにあったのが、餃子の皮。
「おー、餃子かー…おおっ、そーだ、餃子だー」
キャベツを大量に消費する格好の料理があったではないかということに気づいた瞬間だった。
で、今日は餃子を作りました〜♪という話。
餃子は食べるのも楽しいけれど、作るのも楽しい。アタシは餃子を包む作業がとっても好き。みじん切りしてとっちらかった材料が最後に小さく一つのところにちんまり収束する見事さが好き。丁寧に包んでやれば現代アートのように綺麗に仕上がる達成感も好き。だけれど悲しいかなアタシは作業がだいぶ遅いと思う。
タイマーでご飯を炊きながら包んでいたら、6分ごとにタイマーが鳴る*1
「えっ、もう6分経ったの?」
まだ10個ぐらいしか包み終えていないのに…。あれっ、ちょっと包むの遅すぎやしない? これは全国平均的にみてもだいぶ遅かろう。たいがいのことは人よりちゃっちゃとできるはずなのに、なぜだ?
もしも宇都宮の餃子屋に嫁いでいたら、
「そんなにとろとろやってたら商売にならないわっ(怒)」
とお姑さん。旦那もアタシの手元を見ながらふっと横を向いてしまうだろう。
「まあまあ、そのうち慣れるさ。なぁ?」
唯一かばってくれる舅の優しさは嬉しいが、それが余計に姑の気に障るみたいで…ふっ、嫁いでなくて良かったよ、そんな可能性などみじんもなかったけれど。
などとどーでもいい夢想にふけりながら餃子を包んでいるから遅いのかもしれない。手作りのチョコには愛が込められているらしいですね。アタシの餃子にはそういう夢想が込められています。

*1:ガス+鍋で炊いているので火加減の調整が必要なのです