本日のよろこびごと。(330)


目にロイヤル 耳に和義 口よだれ(喜)
昨晩のUstream配信の感想です。

いやあ、よかったわぁ〜。
自分は音楽とかほんとに興味がないので、斉藤さんも『ずっとウソだった』*1を知ってから急に注目したという、ほんとにどれくらい興味がないのかわかるでしょ。「そんな人間がこれを見ていていいのかな」という少しの罪悪感と、「そんな人間がこんなすごいものをみている奇跡」という優越感にひたりつつUstreamをリアルタイムで鑑賞しました。
スタートは20時。テレビでは音声を切ったロイヤルウェディングを流しっぱなしにして、照明を消して、わくわく待つ。
んー、は、始まらんぞ…トイレ行こうかな、いやいや、最初の瞬間は見逃したくない…にしても、始まらんのう…。
Ustreamだと画面横にTwitterのコメントが絶えず流れ続けているので、ただの待ち時間すら人との共有感があるんだよね。実際には暗い部屋に一人でPCの前に座っているだけなのに、ライブハウスの雑踏の中にいる気分。
で、結局30分押しでスタート。
そこからはノンストップで23時過ぎまで、まるまる2時間半、斉藤和義は出ずっぱりで、豪華ゲストが次から次へ入れ替わり。といってもやっぱり音楽に疎い己には猫に小判状態なんですけどもね、それでも凄い感はビシバシ伝わってくるんだ。
名前でピンとこなかったらすぐさまWikiをチェックして、
「あー、オリジナルラブの!?」
あるいは、Twitterの情報で、
「えっ、やっぱり漫画家の人なの!? 同姓同名だと思ってた!」
さまざまな情報をすぐに取り入れて、食らいついていく。
ゲストは、泉谷しげる浦沢直樹奥田民生田島貴男仲井戸“CHABO”麗市中村達也浜崎貴司(敬称略)。
でもそんなに必死に情報収集しなくても見てるだけでも、すごさは自然とわかっちゃう。まさに(おそらく)錚々たるメンツ。たぶん平均年齢は50歳ぐらいだったんじゃないかな。ある時期の音楽シーンを彩った彼らは、中年になっても変わらぬ光を放ち続けているというよりも、より芳醇な香りをまとって颯爽と登場といった感じ。とにかく、みんなかっこいい! 本当の「エロかっこよさ」ってこんなんじゃないかなぁ。贅沢だなぁという感覚がずーっと。
音楽のことはしつこいようだけどほんっとにわかんないんよ。でも斉藤氏がギターを通してセッションをする相手と気持ちよく会話しているのはちゃんと感じることはできる。
斉藤氏がゲストと1on1のセッションを繰り広げた後、ラストには全員集合で超豪華な1曲を。なにを歌ったんだっけ。えーと、ごめん忘れた。でもなんか圧倒されました。そのときの視聴者数は2万人を超え、2万人もの人間がこの瞬間にPCや携帯端末の前でこのライブに息をのんでいるんだという感動につつまれて。でも2万人は、たったの2万人でもある。わずか2万人の中の一人になれたことを、そう、自慢したかったんですね、アタシは(喜)

*1:『ずっと好きだった』のセルフ替え歌で、今回の原発事故の後に配信された反原発啓発ソング