本日のよろこびごと。(323)


ダサくても かっこいいけど も少し痩せて(喜)
ドラマの感想っ。

うーん。
Season1よりもお目当てがいっぱい映ってたし、見せ場もあった! わーいわーい!!
と、それだけで満足してしまえればいんだけども、もう一言言いたい。
ハガネの女』というのは、23時代に放送していた頃からダークで繊細でスキャンダラス性の高いテーマをあえてとりあげる挑戦的なドラマだなぁと警戒しながらみておりました。ゴールデンタイムにあがった今回もそこは変わらず、しょっぱなから不法滞在者の子供が編入してくるという、誰もが「ああ、アレね」と昨年大きく騒がれたあのニュースを想起させるテーマをとりあげることからスタート。
でも、そこは別にいいのよ。その取り上げ方に偏向がある気がすんの。
違和感を感じたのは、少女が強制送還される母国イメージの植え付け方。
「世界一の貧乏国」「住みたくない国ナンバーワン」「子供たちはゴミの山の近くに住み、ゴミを拾って生計を支えている」
もちろん中には真実も混じっちゃおろうが、多くは誇張というか、その国の暗部のみにあえてスポットをあてている情報操作的な悪意が感じられる。そりゃ悪いところもあるかもしれないが、いいところもいっぱいあるはずでしょうに。日本と外国の立場を入れ替えて考えてみたらどうよ。たとえば日本に強制送還されそうな日本人の児童がいて、その国で
「日本というのはこんなに帰りたくない国なんです」「返すのがかわいそうなひどい国なんです」
と言われたらどうなのかなぁ、ずっとそんなことを考えてた。当然、嫌な気持ちになるよね。
もちろんドラマでは、少女が心を閉ざしていた理由をそことは違う点に決着させていたし、ハガネが現地を訪問して希望を見出したなんていうフォローもあった。けれども、なんだか終始むずがゆい、自画自賛のようなものが漂っていた気がして気持ち悪うてならんかったんよ。
原発事故があり、日本がそういう意味で世界からの逆風にさらされかねない今だからこその過剰反応もあるかもしれんが、これがアタシの感じた違和感。デリケートなテーマこそもう少しデリケートに扱って欲しい。腫れ物に触るように遠巻きにせよというわけではなく、偏向はやめてね、と。
さてと、ここまでが蛇足でここからが大事な話、
先崎先生(設楽さん)の服装がねぇ…ワイシャツだろうと、ネクタイしてようと、上にはジャージを羽織る、それもカラフルなのをとっかえひっかえ。うわっ、超ダサダサ!なところが、逆にとーーーーっても素敵で。お洒落にうるさいドSオトコにダサい恰好をさせる戯れに歓喜しておりました(喜)