本日のよろこびごと。(316)


桜咲き ドラマはじまる この日常(喜)
春ドラマが始まったぞ〜!ってんでドラマ初回の感想。

杏の力の入らない演技が好きなので楽しみにしたけれど、開始10分、マンションのベランダに佇む杏&つるの幸せファミリーを見上げる4人のママ達の目つきが怖すぎて…挫折しちまいました。
そもそも、「え、児童誘拐?」的なプロローグが挿入されている冒頭からして「なんかこれは見たかったもんとは違うぞ」という予感はしたんだよ。『アットホームダッド』みたいなほのぼの系が見たかったんだけどなー。ってわけで杏ちゃんがいくら魅力的で、スタイルがよくても、今はこういうのがみたい気分ではないのだ。

  • 『遺留捜査』

警視庁の鑑識科に所属する主人公が、「遺留品は被害者の最後のメッセージだ」という信念から独断で分析と調査を行い事件を解決に導く。
おっ、上川さんが主演かー、すげー。かなり期待値高め。でも、なんつーか、しっくりこなかったなぁ…。
なにせ脚本が稚拙すぎました。こういう刑事ものの宿命として主人公以外が無能すぎるのはいいとしても、それがあからさますぎてはいかん。犯人の行動が、「いくらなんでもそんなことしねーよ!」なのもなんだかなぁ。意図的に別人に罪をなすりつける工作を施しながら、犯行現場に自己顕示欲を誇示する手掛かりを残す。そりゃそういう犯人の矛盾した心理は、知能の高い猟奇的殺人者においてならばあてはまるが、今回の犯人はそうじゃないからね。なーんの計算もなく、ただアホな感情に突き動かされ、「こいつより自分の作った曲のほうがイイということを示したかった」だけ。だとしても、犯行現場の死体の横でピアノを演奏し、演奏をICレコーダに録音してそれを残すか? 余計なことをしたらたくさんの証拠物件がでそうなもんだが、まあ、主人公以外は無能なんでそこはクリアされてるみたいです。科捜研のマリコ様がおられれば…。
出演者はいいんだよね、上川隆也貫地谷しほり佐野史郎大杉漣水野真紀、しっとりする面子だわぁ。だから回を追うごとに良くなっていくとは思うんだ。あとは脚本だよねぇ…ふっ。