本日のよろこびごと。(102)


やだ、面白いじゃん、『宿命1969-2010 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京』(喜)
もっとドロドロで下品かと思ってたら、あにはからんや。確かに金、権力、権謀術数、愛憎、復讐などが絡んで展開していく様相を呈してはおる。さらにバブリーっぽい描写もある。しかしバブリーとは一線を画す上流社会の話なのですね。バブリーは無いところから膨らんでやがて破裂していなくなる、その在りようもなんとなく想像ついちゃうのだが、上流ってのは違う。品がいいのだ。そしてちょっとやそっとじゃ破裂しない。彼らの生態も行動理念もアタシの想像の埒外。あんまりにも自分にとってありえない世界だけに、ワクワクしちまいました。
そしてさらにありえなさ感を盛り立てるように、このドラマには最近の親しみやすい隣のお姉さんお兄さんレベルの造詣を持った人間は登場しません。「顔ぶたないで、アタシ女優なんだから」「俺も男優だ、この筋肉美を見ろ」といわんばかりに主要キャストがあまりにも美形ぞろいで、これはいったいなんだろう。そうかCGっぽい、アンドロイドぽいのだ。うふふ、なんだか楽しいなー。
小池栄子はやっぱりイイです。やってくれます。その彼女を抑えてアタシをロックオンさせたのが婚約者を演じる上原美佐さん。顔も名前も今回始めてちゃんと知ったんだけど、イイっ! 政治家のお嬢様として十分にしたたかでありながら上品でもあり可愛くもあり、って完璧じゃんかー。こんな女となら俺も戦うぜ、うおうおー、野心ないけど、うおおおーん、など遠吠えしちまいました。
ザッツドラマという感じ。これは見るぜ!
あ、CM気になりますねー。タケモトピアノのCMもアレだが、梅の花。ドラマと毎回連動するんでしょうかしらん?